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扁額には「八王子宮・天満宮」とあります。
八王子神社(はちおうじじんじゃ)は、スサノオの八柱の御子神を祀る神社である。八王子宮、八柱神社(やはしらじんじゃ)などとも言い、日本全国にある。
(ということは、ここは祇園さまなのか)とおもいつつ福岡県神社誌を確認しても、それっぽい社号が見当たりません。
鳥居の前には、お堂や十三仏、それに納骨堂らしき建物もあって、神仏習合色満載です。
境内を見回していると「大己貴神社と黒田下の歴史的景観」という立て看板がありました。読むと、
(1)江戸時代の文献では、スサノオの8人の御子を祀る八王子宮だった
(2)明治の廃仏毀釈で、スサノオと天照大神のうけいで誕生した五男三女を祀るお宮になった
(3)大正時代の「三潴郡誌」や昭和19年の「福岡県神社誌」では「大己貴神社」として記載されている
とのこと。
人数も合いません、性別も合いません、血筋の系統も合いません。
どういうことでしょうか?
社殿を眺めると、拝殿の上には桐紋があります。しかも五七桐紋で、九州王朝に縁があります。
途中、納骨堂の前にあったお墓も、剣花菱紋で、これも玉垂命所縁の紋章です。
ここは玉垂命や住吉大明神(鵜葺草葺不合命:うがやふきあえず)との関係もあったかもしれません。どうも謎です。
福岡県神社誌:下巻23頁
[社名(御祭神)]大己貴神社(大己貴命、菅原神)
[社格]村社
[住所]三潴郡大善寺町大字黒田字寺田
[由緒](略)
[境内社(御祭神)]記載なし。
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.04.18訪問)