美風庵だより

風にちる 花のゆくえは 知らねども

久留米市荒木町下荒木 高良玉垂命神社


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あまり社殿をじろじろ眺めるため、ご近所のかたが庭仕事の手をとめてこちらをながめていました。それを気にしつつ、かえるまたの下を拝謁すると、元は五三桐紋とおぼしき装飾があります。

鳥居の扁額は高良玉垂命神社です。

そして、社殿背後にある標柱は「若宮公園」とあります。この神社がある地名が「若宮」で、そこから来ているとはいえ、そもそもなぜ「若宮」なのでしょう?

本殿を裏から眺めると、千木がのっていません。性別を隠しています。折れたにしては、壊れた跡がみえません。

まず、桐紋はパスポートや首相の記者会見でつかわれていることからもわかるとおり、現在も日本国政府の紋章とされています。九州王朝でも使われており、たとえば五七桐紋が玉垂命を示し、五三桐紋が神功皇后を指しました。

この神社でつかわれているのは五三桐紋のようで、高良玉垂命神社といいつつ、どうやら神功皇后がメインのようなのです。「玉垂宮神秘書」では、高良玉垂命と神功皇后には3人の実子がおり、うち、斯礼賀志命が仁徳天皇(若宮、大鷦鷯尊、勝守神)ではないかと考えています。

するとここは、社号はとうちゃんを名乗り、神紋はかあちゃんのもの、地名は息子の名前という、ファミリーを祀っていたのがほんらいの姿ではないかとおもえるのです。

社殿向かって右脇にあるお宮が、おそらく福岡県神社誌でいう天満神社だとおもわれるのですが、拝謁すると御神体が複数あります。合祀された結果なのか、それともなにか事情があるのか……。

福岡県神社誌:下巻26頁
[社名(御祭神)]高良玉垂命神社(武内宿禰)
[社格]村社
[住所]三潴郡荒木村大字下荒木字宮脇
[由緒](略)
[境内社(御祭神)]天満神社(菅原道真公)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.04.18訪問)