わざわざ訪ねてきて( 一一)
「ご内聞に」とは言われていないので書くことにします。へへへ。
小倉の知人事務所に出ました。
半年分の支払いが滞っている件で、現場で一緒だったかたがみえられました。
今回の件、いわゆる「ひとり親方」「自営業」のかたで巻き込まれたかたがたが複数おられます。割り勘で弁護士に依頼するという話があり、そのとき私も声を掛けられましたが「いまは静観したい」とお断りしていました。
月末にオーナーの自腹立替えで未払い金の振込みが行われるとのことで、そういう話はなにも聞いていないが？とおもっていたら、「昨日、弁護士費用と遅延損害金含めて我々に優先して支払うよう求めた」ので報告に来た、とのこと。
労働組合が経営者側にたいして、（ほかの非組合員と同列でなく）自分たちを特別扱いせよ、と吠えるようなものです。だからなに？と疑問がわきます。べつに組合員がどういう特権をもらおうと、非組合員がしったことではありませんし、団体交渉の中身を部外者が知る必要もありません。
帰ったあと「わざわざ言いに来るようなことでもなかろうに」と知人にいうと「おそらく、（ひとりはぐれ鳥になった）おまえの取り分を渡さず、まずはすべて我々の損害に充てよ、その条件を呑まないなら開戦だ、と交渉するつもりなので仁義を切りにきたんだろう」と言います。なるほど。そういうことか……。
なんか先日からカネ、カネ、カネ、カネと周囲がうるさくてかないません（笑）
たしかにカネはないのですが、開戦する度胸がある若いひとはうらやましいなとおもいます。
私のように地元で暮らす以上強気に出られない人間とちがい、二度と寄り付かず、東京や名古屋で現場をさがせばよいのですから、或る意味ラクです。
私があまり田舎にこだわりすぎているのかもしれませんが。
東京や名古屋（あ、大阪もそれなりに規模あったな）とちがい、狭いですものね業界が。やれやれ。
忌宮神社に行く。
知人事務所のついでに、忌宮神社にお参りしました。
足利尊氏が京都に攻め上る（九州から反撃に出た）とき、祈願した神社です。
ここは以前、鳩とカラスとニワトリが仲良く境内で遊んでいたのですが、すっかり鳩だらけになりました。楼門のうえに並ぶ鳩をながめていると、どこかに飛んでいき、ぐるりと回って戻ってきたら、足元がみっしり鳩だらけです（エサ持ってないんですが……）。
ここは、社殿正面向かって右側が仁徳天皇（大鷦鷯尊）を祀る若宮社、左側が高良社です。高良社の祭神は地主大神とされており、玉垂命が地主神であると示しています。
御神紋は日本武尊や足仲彦（仲哀天皇）由来の「白鳥」で、花菱でも桐でも木瓜でもありませんが、ここは玉垂宮のバリエーションとしての性格も、持ち合わせています。また、本殿の主祭神は神功皇后ですから、聖母宮でもあるわけです。
隣の荒熊稲荷神社にもお参りしました。
ここのキツネさんは可愛らしくてむかしから好きなのですが、なかなか手にはいるサイズでこういう可愛いキツネさんをみかけることがありません。
知人事務所のかたから教えてもらったチョコレートを、うちのキツネさんにお供えしておきました。テレビにでたとかなんとかで、それなりに有名なようです。
