松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

6月17日の日録

すきま時間に神社めぐり

今日はすきま時間で福岡市東区奈多の志式神社を訪問しました。

詳しくは「神社めぐり」シリーズで取り上げますが、現地案内板によれば、古くは三郎天神といったとのこと。

ただ、現地の参道脇に飾られている扁額をみると「三天神宮」で、これでは3人の立派な神様ということになってしまいます。

朝倉郡筑前町曽根田 天満宮(三郎天神) - 美風庵だより

筑紫野市常松 三郎天神社 - 美風庵だより

三郎天神とは大幡主(=塩土老翁=博多のお櫛田さん)のことだと考えていたのですが、古くは三郎天神だったものを、明治になり伝承をもとに志式神社として届け出たという行動をどう理解するかが、鍵となりそうです。

境内から松林のなかを歩いて、海に出ることができます。

海の中道と志賀島がみえます。

方角的には福津市の津屋崎方面なのですが、正しいかどうかは自信ありません<(_ _)>

ここは鳴き砂として有名な場所らしいのですが、鳴くと鳴かないとかそういう話どころではなく、めりこみます。

砂の女 (新潮文庫)

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。

こけながら、そういやむかし「砂の女」って安部公房さんの作品があったなあとおもいつつ、ズボンが砂まみれになりました。

コーヒー代を稼ぐ

日銀、大規模緩和を維持 長期金利の上限変更せず(共同通信) - Yahoo!ニュース

日銀は17日に開いた金融政策決定会合で、金利を極めて低い水準に抑える現行の大規模な金融緩和策を維持することを決めた。引き続き景気を下支えする。

円ドル相場がずいぶんと動いていたので、すでに塩漬けしているトルコリラの証拠金にあまり影響を与えないよう、ドル買い・ドル売りをしてみました。昼食後のひとときで、コーヒー代を稼ぐことができました。

株をはじめたころは、Jリートや高配当銘柄を買ってその配当金で積立投信(と、証券会社の取り扱い銘柄をカバーするため一部ETF買い)をするということをやっていたのですが、個別株で稼ぐことを重視した戦略はどうしても値動きに一喜一憂してしまい心臓によくありません。

私にはむかないので、将来のインフレに備えた純金積立とインデックス投信積立をメインに、株主優待ねらいで個別株を残す程度にしました。

増やすより、暴落しても泣かないことを重視する戦略です。

実際には、うっかり買ったトルコリラがちょっとありますし、米国株アプリのリリースにあわせて操作練習にためしに買った米国株もちょろっとあります。こういうギャンブル的な楽しみがなかったら、せっかくおカネをかけて遊ぶ意味ないですからね(*´∀`)

そういう世界なんだよなぁ、この世界って。

維新の会・猪瀬元都知事、女性候補予定者の胸に触り「セクハラ」と批判。東京維新の会は「ともに改革のために頑張ってまいります」(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

7月10日投開票の参議院選に日本維新の会から出馬予定の猪瀬直樹・元都知事が、同党から立候補を予定している女性の応援演説中、その女性の体を触るしぐさを見せ、SNS上で「セクハラ」との批判が相次いでいる。

以前にも書いた話ですので、ふるい読者のかたは読み飛ばしてください。

日本新党結成してすぐのころ、西鉄大橋駅付近でビラ配りをしたことがあります。日本新党ブームをおぼえていらっしゃるかたもいるとおもいますが、代表は細川護熙さんで、そのまえは熊本県知事でした。私が学生のころ政治学の講義をされていたかたはむかしK大学の教官だったかたで、そこらへんのつながりから、ビラ配り動員の声がかかった記憶があります。

このとき、のちに東京都知事になるY・Kが来ていたのですが、選挙運動車に自分でよじ登れるのに、スポンサーや元政治家の大物に、自分の尻を指さして「押せ」とやります。要はおっさんどもの機嫌取りに自分のケツを触らせているわけです。私たちビラ配りのまえで、それを露骨にやります。このときお客さんにみえていたかまでは、わかりません。

逆に、S大学の政治家志望の若者がババア、もとい高齢の御婦人(ダンナと死に別れという話でした)に支援してもらい、生活の面倒みてもらったりしているのも目撃しました。はやい話、ヒモですね。松下政経塾に行く資金を支援してもらうと言っていましたが、どうなったか彼の名前を忘れたのでさだかではありません。覚える気もありませんでしたが。

選挙は非常におカネがかかります。そして、そもそも政党公認や有力者の支援をもらえないと討ち死に確定ですから、感覚がマヒしてないと、できません。

猪瀬直樹も、ひと前でやっていいことと悪いことがわからなくなるくらい、ボケたんでしょう。裏で勝手にやりゃあいいのに(笑)

そして、いまはSNSでなんでも個人が配信できる時代ですから、隠せたものが隠せなくなっています。

新進党結成して一発目の総選挙で、自民党公認がもらえず新進党に駆け込んできて立候補した候補者のビラ配りをすることになりました。そして彼は落選。その後当選側から警察をけしかけられ選挙違反で潰されたのをみて、さすがに怖くなって私もあの世界から逃げだしました。

あのとき残っていれば、いまごろこんな底辺労働者ではなかったかもしれませんけどね(笑)

地公体さんの事情はかんがえてやるべき

「Internet Explorer」サポート終了に自治体「なんで急に」報道 Twitterで「さすがに草」などの声(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース

MSは2015年にEdgeを発表して以来、高速ブラウジングやセキュリティレベルに高さなどを理由に、ユーザーにIEからEdgeへの移行を推奨していた。21年8月にはIEとEdge(レガシー版)の「Microsoft 365」でのサポートを終了。21年5月には「IEのデスクトップアプリを2022年6月15日にサポート終了する」と、約1年前から告知していた。
こうした経緯もあり、調布市職員のコメントに大きな反響があったのだ。ユーザーからは「全然急じゃない」「デジタル行政推進課なのに情弱」「担当は冬眠していたのか」など職員が市のデジタル業務を担う部署所属だった点も反響を生む要因になった。
同市では年度内にシステムの更新を完了するとした記事の記載内容についても「システム更新に2年近くもかかるのか」など、自治体の現状を憂う反応もあった。

むかし20年公務員をやっていました。しかも最初の2年以外は電算担当です(笑)

市町村 - Wikipedia

総計 1718

全国に普通地方公共団体(いわゆる市区町村)は1,700くらいしかありません。

地公体むけシステムとは、どんなに頑張っても1,700しか客(団体)が居ない超ドメスティックな世界で、しかも職員数は数万人いるところから、数十人のところまで、バラバラです。ゲームやオフィスソフトのように多言語対応したって、日本の法令準拠が前提ですから、外国では売れません。

韓国の政府・地公体のシステムをてがけるサムスンがむかし、日本上陸をめざしたことがあります。当時の韓国は日本よりはるかに中央集権で地公体独自部分が少なく、しかもサムスン独占でしたから「右へならえ」がとてもやりやすい環境でした。その感覚で日本進出を目指し、九州の或る県庁所在地を落札してみたものの、大失敗します。結局、お守りは地元の電算会社におしつけて、撤収しました。

人事給与にしても窓口業務にしても、それぞれがカスタマイズ(その団体むけのスペシャル改修)バリバリはいったソフトをつかっています。いいも悪いも、それができるくらい、日本は裕福だったということもあるのですが……。

電算会社も、こんなせまっちい市場より、もっと市場のひろい、売れる製品から改修を行っていきますから、超ドメスティック市場への対応は、後回しです。

この状態を脱したければ、いろんなカスタマイズをやめて市販品ベースで構築するしかないのですが、その音頭を誰がとるかが問題となります。いちおうデジタル庁ということにはなっていますが、(コンサルさんや現役公務員など)どこで聞いてもここが機能していません。

危うし、デジタル庁 1年たたずに課題山積 | 日経クロステック(xTECH)

新型コロナ禍で明らかになった日本政府の「デジタル敗戦」を経て2021年9月に発足したデジタル庁。その役割は政府の司令塔として、日本全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することである。だが発足から1年たたないなかで早くもほころびが見え、課題も山積みだ。

インターネットを検索すれば、この手の記事はすぐ見つかるでしょう。

ほんとうは、国鉄からJR、電電公社がNTTになったときのように、そもそも地公体そのものをガラガラポンして過去をリセットしないとデジタル化どころじゃないんですが……。

スガーリン時代のほうがはるかにまともにみえるのに、なぜか現政権は支持率高め。

どうなってるんですかね?