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『古事記』及び『日本書紀』の一書では、剣の柄に溜った血から闇御津羽神(くらみつはのかみ)とともに闇龗神(くらおかみのかみ)が生まれ、『日本書紀』の一書では迦具土神を斬って生じた三柱の神のうちの一柱が高龗神(たかおかみのかみ)であるとしている。
高龗神は貴船神社(京都市)の祭神である。
福岡県神社誌を調べるまでもなく、おそらく淤加美神を祀っているのだろうと見当をつけて訪問すると、なんと扁額の文字が削られています。これは……。
福岡県神社誌に境内神社の記載はありませんが、実際には複数の石祠が並べられています。
不詳、明治五年十一月三日村社に被定。
祭神伊弉諾命、伊弉冊命は同大字平字井の浦に妙見神社として大己貴命は同大字平字猩々ヶ谷に百満神社として祭祀ありしを大正五年三月三十一日合併許可。
又社説に曰く、平の産土神にして村の北方小高き林中にあり仁安二年の鎮座なりとあるも詳ならず。元和九年社を再建す棟札あり。元禄二年神殿再建す。雨乞の神として神徳顕著なり、例祭日には氏子の子供により神楽あり、神歌を唱へて社前より村内巡る万年願祭あり。
この福岡県神社誌の記述をみるかぎり、どうやら最低でも2つは、妙見社と百満神社が混じっているようです。
石祠をよく拝謁させていただくと、若宮八幡宮の石祠がありました。あとのものは、残念ながら私の目では識別不可能でした。
福岡県神社誌:上巻285頁
[社名(御祭神)]岡見神社(高丘見神、闇丘見神、伊弉諾命、伊弉冊命、大己貴命)
[社格]村社
[住所]鞍手郡中村大字平字猩々ヶ谷
[境内社(御祭神)]記載なし。
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2021.06.06訪問)