美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

堤水車線香原料「天然線香」

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八女天然線香 – 自然の恵みに感謝して職人が作る無添加の線香

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高塚愛宕地蔵尊 | 祈願成就の参詣 高塚愛宕地蔵尊

実家が商売をしていたということもあってか、子供のころ毎月、高塚愛宕地蔵尊に毎月お参りをしていた時期があります。

豊川稲荷もそうですが、基本は寺がベースの神仏習合の場所では、でかい香炉からモクモクと線香のけむりがあがっているもので、子供のころ、あの煙が大好きでした。

曾祖父に連れられて行ったとき、線香の束を指さして「買って帰ろう」と言ったところ「杉線香なんてのはまともな線香が買えない貧乏人か、こういう煙が多いのを喜ぶ寺が使うもの。個人が買うもんじゃない」とピシャリと言われ、そういうものかと驚いたことがありました。

この曾祖父、陸軍を辞めてしばらく明治専門学校(いまの明治学園九工大)で教官をしており、その後陸軍に戻って満州で暮らし、終戦ちょい前に日本に引き揚げてきた男です。そのおっさんがあまりにピシャリと言うものだから、それ以降、杉線香は一般人が手を出すものではない、と思い込み、この齢まできてしまいました。

8月7日の日録 - 美風庵だより

先日、豊川稲荷に行くと、あのお稲荷さんは「寺」なので、とうぜんのごとくでかい香炉があり、一束100円ででかい杉線香を売っていました。

この話を福岡に戻ってから知り合いにしたところ、知人の奥さんの実家周辺(八女市黒木町周辺)で、杉線香用に杉の枝を伐採し、乾かして粉にして出荷している工場がいくつかあるとのこと。

そのなかの一つが、線香まで手掛けているとのことで、今回、注文してみました。

探せば、ほかの原料工場でも、杉線香の生産を行っているかもしれません。

 

杉粉6:たぶ粉4というマイルドな配合の、原料のいずれも自社管理地から調達した究極の「自家製」線香です。さすがに高塚さまや豊川稲荷でかぐあのきつさはありませんが、このくらいのほうが香りがすっきりとして、素朴な優しさを感じます。

あまり深く考えずに注文してしまったため、量もたっぷり。一把だけ手元に残し、残りは実家の仏壇に持参しました。それでも、お寺のあの香りを楽しめそうです。