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菅公を祀るとされる老松宮です。
現地を訪問して社殿をぐるりと拝見させていただきました。本殿の梅鉢紋が気になります。
太宰府天満宮と微妙にデザインが異なります。本当にここは、最初から菅公を祀る神社だったのでしょうか?
No.052 影の安徳天皇潜行の地・佐賀県鳥栖市の下野水天宮 ⑬ | 宮原誠一の神社見聞牒
私は当初、下野町(村)に入った時に、村の中央の老松神社に行き当った。神社のたたずまいは普通の神社である。しかし、社殿が鎮座する土地は、古墳のように盛りあがっている。古墳の上に神社があるのかと思った。平地にぽっくりと土盛りになっている。どう見ても自然ではない。神殿を見てすぐに分かった。土盛りは確かに墓の墳丘であるが、神殿は仏堂の趣がある。この神社は普通ではない。安徳帝御替行伝説を思うと、ここが帝の終焉の地だと思った。
先行研究の一部を引用しましたが、おそらくこの見立てで間違いない気がします。
ここが、下野水天宮の本物です。


老松宮の西側に、平野○神社がありました。木の下に4つ点が打たれており、漢和辞典にもこんな字はありません。
判読できない字に遭遇したときによく利用する「くずし字解読辞典」を引くと「森」に似ているようです。平野森神社?どうも違うような……。



神社内に3座設けられているのですが、どれも中心はお稲荷さんです。
お稲荷さんに混じって、宮地嶽もお祀りされていました。
どこか、集落内の祭祀を一か所に集めた雰囲気もあり、こちらのほうを調べてみる必要がありそうです……。
(2021.01.11訪問)