美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

佐賀県鳥栖市下野町 水天宮


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478 集落からの参道のない神社 “佐賀県鳥栖市下野町下野水天宮” | ひぼろぎ逍遥

No.052 影の安徳天皇潜行の地・佐賀県鳥栖市の下野水天宮 ⑬ | 宮原誠一の神社見聞牒

山歩き 古墳巡り 下野水天宮 水天宮の起源を求めて

すでに先行研究が多数あり、いつかは訪問してみたいと考えていました。

たまたま久留米市長門石町に用事があり、知人にgoogleマップを見せながら場所を訊いたところ「ここから2kmほどだが歩いたほうが良い。集落内に路駐できるような場所が思い浮かばない」とのことでした。

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足腰の鍛錬を兼ねて、実際に徒歩で現地に向かいました。

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鳥栖の下野にある水天宮と老松宮について知りたい。 | レファレンス協同データベース

 (1)『角川日本地名大辞典41 佐賀県』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1982
  P357 下野村(江戸期~明治22年の村名。養父郡のうち) 氏神の老松神社は、正保2年の創建といわれ、祭神は菅原道真。水天社は、下野水天宮とも称し、安徳天皇と水象女命を祀る。毎年5月5日に水天宮祭が行われる。
 (2)『日本歴史地名大系42 佐賀県の地名』 平凡社 1980
  P105 水天社(現鳥栖市下野町) 筑後川堤防際の徴高知に鎮座し、安徳天皇と水象女命を祀る。下野水天宮。毎年5月5日に水天宮祭が行われる。現社地は、堤防工事のため下流200メートルの旧社地から遷座したもの。

左が、100年以上昔の地図に、現在の地図を薄い赤で重ねたものです。右が、土地の高低が判るよう立体化された地図画像です。

左の画像を見ればわかりますが、現在の下野水天宮の立地に過剰な意味づけは不可能だと感じます。現在の道路ができた際に、旧道に移転したため、集落から離れたというのが真相でしょう。

むしろ、旧社地が集落から見て堤防の向こう側だったという点を、考慮するべきではないかと感じます。

No.052 影の安徳天皇潜行の地・佐賀県鳥栖市の下野水天宮 ⑬ | 宮原誠一の神社見聞牒

私は当初、下野町(村)に入った時に、村の中央の老松神社に行き当った。神社のたたずまいは普通の神社である。しかし、社殿が鎮座する土地は、古墳のように盛りあがっている。古墳の上に神社があるのかと思った。平地にぽっくりと土盛りになっている。どう見ても自然ではない。神殿を見てすぐに分かった。土盛りは確かに墓の墳丘であるが、神殿は仏堂の趣がある。この神社は普通ではない。安徳帝御替行伝説を思うと、ここが帝の終焉の地だと思った。

おそらくはこれが答えではないかと感じます。つまり、下野集落から見て堤防の向こうの水天宮は「影武者」だったのではないでしょうか?  

(2021.01.11訪問)