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現地を訪ねると、まず道路側に「坂本宮」の扁額がかかった鳥居があり、社殿側にもうひとつ「水神社」の扁額がある鳥居があります。
福岡県神社誌を読むと、どうやらもともとここには罔象女神を祀る水神社があったらしく、村社日吉神社(祭神 大山咋)と疫神社(祭神 大己貴)を合祀改築したらしいのです。
大山咋で菊紋?と謎でしたが、もとが罔象女神を祀る水神社であれば、この組み合わせは何度かお目にかかったことがあります。
それにしても不思議なのは、坂本宮という社名と、旧浮羽郡部という立地を考えれば、坂本が示すのは坂本山王宮ではなく、玉垂命の子息 坂本命であってもよいはずなのです。やはり玉垂命(筑紫君)は消されたのか……とも考えてしまいます。
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[福岡県神社誌(抄)] 中巻233頁
[社名(御祭神)]日吉神社(罔象女神、大山咋神、大己貴神)
[社格]村社
[住所]浮羽郡水分村大字野田字東内畑
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2019.12.28訪問)