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今回は発見できなかったことの報告です。
8月17日、京都郡苅田町~行橋市~みやこ町~赤村~添田町を10時間かけて15社訪問する神社調査を実施しました。添田町落合地区から朝倉郡東峰村小石原の行者杉を経由し、塔ノ瀬集落から寺内ダム方面へ抜けて帰路に着きました。
塔ノ瀬集落の前の国道500号はむかしから何度もとおっていますが、ここに「山の神」があるとする福岡県神社誌の記述は、謎でした。鳥居なんて見た記憶もなかったからです。
塔ノ瀬集落が見えてきたとき、福岡県神社誌の記述を思い出し、クルマを下りて探してみることにしました。
小石原川ダムの工事現場事務所付近に駐車して川を見ると、盆で帰省中でしょうか、子供とお母さんが水遊びをしています。いざとなれば、あの人たちに訊ねればよい……。そう思って集落を一周してみましたが、まったく見当もつきません。過去の災害で崩れた痕跡があり、敷地も空き家や空き地だらけです。国道沿いだけでなく、集落内部も石垣は立派ですが、ほとんどが空き家か空き地となっており、草木が茂って自然にかえりかけています。
さすがにこの状況では調査のやりようもないため、水浴びをしていた家族に声を掛けたところ、ある方向を指さします。石垣をよじ登って確認すると、猿田彦の石碑でした。
福岡県神社誌では、御祭神は大山祗となっていますので、猿田彦ではぜんぜん違う……。
林道があることを知り、そちらも途中まで登ってみましたが、墓石があるばかりでした。残念。
(2019.08.17訪問)