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病院に痛風の薬をもらいに行くついでに、近くの神社を訪問してみることにしました。
岩渕神社は、福岡県神社誌では罔象女神(みずはのめ)を祀る神社とされています。
杉で全体が見えにくくなっていますが、ちょうど手をあわせる方向(つまり祠の背後)に、佐田川があります。川そのものの神として、水神である罔象女神をお祀りしているわけです。いちばん大きい祠には、罔象女神の御神像があり、下半身に龍がまきついていました。
祠の扉には、波乗り兎が描かれています。子沢山で成長が早い繁栄の象徴である兎が、波に乗って水を制する絵は、火伏の神様や水の神様をはじめ、縁起物としていろいろなところで描かれました。その上には十四菊紋で、皇室そのものではなく、皇族を示しています。
罔象女神の娘がアメノウズメ(=オオミヤノメ)こと卑弥呼の後継 トヨですから、現在の皇室につながるひとりであることは、間違いありません。
しかし、御神像に下半身に「龍」がまきついた御神体と、「岩」渕という名称を重ねて考えてみると、車で10分ほどのところにある朝倉市下渕の赤岩社が龍神を祀る神社とされていることと、なにか関連があるのではないかと思ってしまいます。この点でも、少し勉強してみる必要がありそうです。
左右にも石祠があり、向かって左手は天満宮で菅公が祀られていました。
向かって右手はどなたかわかりませんが女性の神様で、朝鮮人のような立膝のかっこうで鎮座されています。地域的なものをかんがえると、美奈宜神社の神功皇后ではないかとも思うのですが、よくわかりません。
(2019.07.20訪問)