美風庵だより

風にちる 花のゆくえは 知らねども

畑観音

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5日、ディーラー(福岡日産八幡インター店)に、車の定期点検に行きました。「昼から混みます」とのことだったので、開店時間ちょうどに着くよう、甘木を出ました。
新発売の軽自動車を試乗して1時間ほどつぶし、車を受け取ってもまだ午前中です。
以前から気になっていた畑観音に行ってみることにしました。
北九州市八幡西区と直方市に「畑」という地名があります。
赤貧の実家のさらに本家筋は大分県日田市にあり、ここには武内宿禰の子 波多八代宿禰がご先祖だという言い伝えがあります。
赤貧の実家から歩いて10分ほどのところにある氏神様を「ふくっちゃま」と古老が呼び習わしており、じつは福智山ではないかと赤貧はむかしから仮説をたてていました。この祠の向いている方向の先には、福智山があります。厳密にはずれていますが、一般的な神社と違い、南には向いていません。赤貧の集落を見下ろす位置のさきに、福智山があります。

カーナビを利用するときは、麓の「観音茶屋」というお店で検索するとよいでしょう。赤貧はお寺そのものを地図上から選択して目的地に設定したのですが、だいぶ外れたところに連れていかれました。

道の脇に4,5台駐車できる場所があり、そこに停めて10分ほど歩く必要があります。てっきり駐車場があるものと勘違いして車で迷い込み、バックで道路まで出る羽目になりました。赤貧の後にも1台迷い込んだ車があり、初めて来るとどこに車をとめるか迷うようです。

ちなみに、2010年まで観音茶屋の入口まで西鉄バスが走っていました。むかしは相当、参拝客も多かったのでしょう。赤貧もいちどは乗っておけばよかった……。

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車を置いて、舗装された坂を歩きはじめます。

この時点で「ほんとうにこの上に寺があるのか?」と半信半疑でしたが、舗装路を歩きはじめてまもなく、線香の匂いがどこからともなく流れてきました。線香の匂いをたよりに、坂を歩きます。

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さらに舗装路を歩くこと数分、どこにあるのか見当もつかない……。

と、周囲をきょろきょろと眺めまわしていたら「大明神」の祠を発見しました。どなたかがロウソクを灯しておられたので、その火を借り、線香をお供えします。このあと寺の敷地内に入っていくわけですが、敷地内の線香はあきらかに「毎日香」、この祠だけ違う銘柄の線香でした。管理しているかたが違うのでしょうか。

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廃屋となっている鯉料理店が2軒見えてきました。車を停めた「観音茶屋」もそうだし、この畑観音にたどり着くまでの道にも数軒、鯉料理店がありました。どうもこの一帯は、鯉料理を食わせる店が多かったようです。

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廃屋を過ぎたあたりから、いきなりお地蔵様や観音様がずらりと並ぶ空間となります。いきなり異空間に迷い込んだ感じで、心細いかぎり。熱心に拝んでいる高齢者の一団がおられたので、長居せず、まずは全体を一周しようと石段をあがりはじめます。

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庚申塚に龍神さま、白蛇さまとありがたいものが所狭しと並んでいます。どれもお供えされているコップがピカピカで水も新鮮、お賽銭をザルに入れる仕様のようで、赤貧も小銭をひとつずつ入れながら手を合わせます。

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さらに進むと奉納されたとおぼしき仏像がずらりと並んでいます。

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その先にお寺の本堂があり、瀧があります。剃髪のかたとそのお連れさん?が、バケツを川につけてなにかを洗っておられました。もう少し前にすすんで滝を撮影したかったのですが、迷惑になってはいけないので、遠目に撮影します。

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橋を渡って本堂と反対側にも、多数のお地蔵さんが奉納されています。

このお寺でいちばん気に入ったお地蔵さんたちです。どれも優しい顔をしておられます。この境地で、この世を去りたいものです。

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石段を降りる途中にも滝がありました。
多くの信仰をあつめる寺なのか、多数のかたをみかけます。意外なところですごいものに出会いました。またいずれ再訪したいと思います。