美風庵だより

幻の花散りぬ一輪冬日の中

陰謀?

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041200827&g=soc
 
時事通信の4月の世論調査で、男系男子に限られている現在の皇位継承資格を女系・女性皇族にも広げるべきか尋ねたところ、「広げるべきだ」が69.8%だった。「広げるべきではない」は11.2%、「どちらとも言えない・分からない」は19.0%だった。
政府は女系・女性天皇に慎重な姿勢を示しているが、回答者の約7割が女系・女性天皇を容認していることが明らかになった形だ。
皇族数の減少対策となる女性宮家創設の賛否に関しても、「賛成」69.7%、「反対」10.3%、「どちらとも言えない・分からない」20.0%となった。
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むかし女性の天皇が居たのはたしかです。たとえば推古天皇は有名でしょう。彼女の父親は天皇であり、夫は異母兄でした。
彼女の後を継いだのは、先妻と夫のあいだの子です。つまり、ワンポイントリリーフであって、父系をたどれば天皇や皇太子にたどり着くかたちで、126代続いてきた例外にすぎません。
ひとつ気になるのは、江戸時代に明正天皇という女性の天皇がいました。父親は後水尾天皇で、母親は徳川秀忠の娘(東福門院)です。「皇子が生まれるまで」のつなぎとして、天皇に擁立されます。結局、東福門院が生んだ男児はいずれも早世し、徳川幕府は皇室の外戚となることに失敗するのです。
しれっと女系天皇容認の世論だと書かれていることに注意すべきです。マスコミによる世論誘導に満足し、政財界の大物はみな馬鹿な国民だと喜んでいることでしょう。息子や孫を天皇のムコに押し込めば、生まれた子供の性別を問わず、いずれ平民から皇族になれるのですから。
「国民世論の総意」を後ろ盾に、堂々と皇室を乗っ取れるのです。家康ですら出来なかったことを、やれる可能性があるということ。
明治維新のさい、将軍家にかわる旗頭としてひっぱりだされたため、皇室の本旨が見えにくくなってしまっていますが、ほんらいは伝統祭祀の継承者です。皇室が乗っ取られてしまえば、神宮も三種の神器もまったく関係のないものとなってしまいます。象徴天皇制として政教分離にしばられてしまっているゆえに、逆に政治的な面だけで見るようになり、祭祀の継承者としての側面がおざなりになっているのです。
そう考えると、皇后との間に子がなく7人の側室を抱える決断をした明治天皇は、政治的な面と伝統祭祀の継承の両方をちゃんと考えてバランスをとっていたことがわかります。
血筋を絶やさないための種まき行為を否定すれば、いずれどこかで絶滅危惧種化するのはわかりきったことで、むしろこの期におよぶまで、皇室亡き後の日本と神道がどこに向かうかを議論していなかった状況が異常なのです。
かりに女系となれば、宗教的側面は断絶します。それでも政財界の大物は宗教も文化も意に介さず、平民から皇室になれるチャンスだと、喜んで工作をするでしょう。ただ、精神的な支柱になる根拠のない乗っ取られたあとの皇室が、マスコミの世論誘導だけで今後どれだけの支持を得られるか、見ものではあります。
考えてみれば、GHQの指令で皇族を大量に減らし、宮内庁長官に2代つづけてクリスチャンを送り込まれ、最悪、母方からも皇室の血があればなんとかなったのに、平民からお妃をむかえる工作に乗ってしまった。そしてなんといっても特殊な立場なのだということを国民に理解させるのではなく、本人たちが一般人に同化しようとする方向に向かってしまったことも、問題を大きくしています。そうさせられているのかもしれませんが。
世論操作を頑張っている自民党と財界の有力者に嫌悪感をおぼえます。自民党保守政党なのでしょうか?共産主義者並みの伝統破壊者の間違いでは?
赤貧が以前から言っていることですが、皇室は京都にお帰りになって政治にはノータッチの立場になるべきです。祭祀と伝統の継承者専従となれば、政治利用する輩も減るでしょう。わけのわからない連中から、お子さんが果物ナイフで脅されることもなくなるはずです。
どうも、いまのお立場は、あまりに宙ぶらりんで可哀想な気がします。