美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

管理組合の問題

赤貧はマンション暮らしなので、区分所有者が組合員となる管理組合の設置が義務付けられています。
赤貧も管理組合の一員です。マンションが建って12年、赤貧が引っ越してきて11年ですが、その11年のうち9回いずれかの管理組合の役職をやりました。
なぜこのような高頻度になったかというと、そもそも最初が間違っていたと思います。
マンション関係のセミナーで、やる気のあるひとが役員をするべき、とよく講師が講釈を垂れています。これは理想としては間違いないのですが、それを真に受けて「立候補制がよい」と声の大きいかたが主張し、それがルールとなってしまいました。当たり前ですがやる気のあるひとは限られます。他人のことを頑張ったところで儲けにもならず、時間ばかり食われて損をすると考える人のほうが、多いからです。
結果として、ずっとかたちばかりの立候補受付が行われ、だれも立候補しないためそこで行き詰まり、一部の人間がうごいて知人を役員にあてることになります。そうなると知人に真っ先に声を掛けますから、役職にずっと当たるひとが固定されます。
問題点は、「逃げようと思えば逃げられる」「誰かがやってくれる」という状況がながくつづくと、ほとんどの組合員から当事者意識が薄れ「客」意識を持ちはじめることです。
例えば、何年かに一度はなにかに当たるというだけでも、ずいぶんと意識が変わることでしょう。
先日、持ちまわり制移行についての説明会を行ったところ、なんと4分の1しか出席者がありませんでした。しかもこの4分の1は、過去に何度も役員を引き受けていただいたかたがたばかりです。つまり、無関心層はどこまでも無関心のままということ。なんでここまで終わってしまう前に手を打たなかったのか、声の大きい連中を黙らせられなかったのかと悔やまれますが、いまさら言ってもしょうがありません。
毎度のことですが、面倒なことによく巻き込まれるものです。いったいなんの因果でしょうか……。