美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

いまさらながらペン字はどうかと悩んでみる。

数回の上京を予定にいれたところ、クレカの利用残高がえらいことになり目を丸くしている赤貧です。世間のいっぱい稼いでいるかたなら笑って済ませるでしょうが……。
赤貧は趣味と実益とボケ防止を兼ねて、お習字をします。墨をすり、市販のお手本を小筆で書き写すだけですから、まずだいいちにおかねがかかりません。そして、字も多少は上手くなります。
なぜお習字かと言うと、ある書家が雑誌で「毛筆は多彩な表現ができるため、長続きする。ペン字は線が一定のため、ある程度上達したらそのあとが続かないひとが多い。初心者ほど、毛筆からはじめるべき」と対談で返事をしていたのを読み、そういうものかと思ってはじめました。
あれから数年経ってみると、ペン字でもよかったのかな、という気がします。いくら硯がすぐに墨がすれると言っても時間がかかりますし、洗い流せば洗い場も汚れます。筆ペンでは毛の硬さがことなるため、調子が出ません。ちょっとした空き時間を利用するときは、けっきょくポスターカラーで字の練習をしています。これなら、ペン字でもよかったかも……。