松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

すき焼き

すき焼きの作りかたに決まりはないわけですが、ふと気になったので書いてみます。
まず、鍋に脂をひき、よく熱してから肉を焼きます。砂糖をかけてからめ、しょうゆで味をつけます。ここで肉を半分ほどいただいて、半分だけ残しておきます。肉を片側に寄せて、野菜を鍋に乗せていきます。野菜から汁が出はじめたら、砂糖と醤油、必要に応じて味の素をほんの少々加えて煮込みながら、味をととのえます。野菜と肉をあらかた食ったら、野菜と肉から出ただしで糸こんにゃくやマロニーをいただきます。
ひとによっては、ここでうどん玉を入れるひともあるかもしれませんが、個人的には糸こんにゃくやマロニーをあらかた食い終わったら、茶碗によそったごはんに、鍋から玉杓子で汁をかけて、レンゲでいただくのがおなか一杯になれるので大好きです。
……だから太るのでしょうけど。
赤貧のため、すき焼きのような高級料理は年に数回あるかないかの人生ですが、それでも口にすることが出来るだけでもありがたいものです。