美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

荒熊稲荷




知人が病因不明で倒れてしまった。
10日、博多・住吉神社の境内にある荒熊稲荷にコップ酒を3つ持参して、快癒をお願いに行く。ほんとうは朝5時に起きて下関・長府の荒熊稲荷に行こうと思ったのだが、すっかり寝坊してしまった。
下関・長府のほうは、むかし藩主が直々に伏見稲荷から勧請してきたものなので、あちらのほうがより本家に近い。
可哀想なことに、ここの荒熊稲荷さんは、神社のひとに訊いて「細かいことは知りません」と言われてしまうくらい扱いがよくない。住吉神社に行けばわかるが、お稲荷さんが3つ背中合わせになっている。住吉神社の拝殿側のお稲荷さんはそうでもないが、その裏側にある2つは、ちょっと違うのだ。
ここの狐塚は、むかしは割れた神狐などが雑然としており、ほんとうに墓地化していたのだが、いつのまにか整理され、手をあわせやすい雰囲気になった。ここにも「世のため人のために彼が役立つとおもえば、仕事に復帰して元気で働けるようにしてやってください。もしダメだとみなさんが見切りをつけるなら、それはしかたがありません。ただ、家族が困るような真似はしないでください」とお願いをする。
たかが純米酒のコップ酒でお願いされるほうも迷惑かもしれないが。
 
しかし、住吉神社はもともと気のすすまない神社だが、いつのまにか朝鮮人や中国人のかたが写真を撮りまくり、社殿で祈祷をやっていようがお構いなしに大声を出している姿ばかりを見かけるようになった。荒熊稲荷だけ参拝して、逃げ帰るように外に出た。