松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

筆を買いに

某道在住(アホか誰でも気がつくわ)の後輩が結婚することになりました。
披露宴に行くのは遠いです(^_^;それに住宅ローンの重圧で生活苦しいし。
なんかねー、毎月6万円ずつ減給になったのと同じ効果を発揮してるんでね。住宅ローンが。
やっぱり低学歴低収入な下層階級は大人しく木造借家くらいで我慢しとくべきだったのかな(´・ω・`)
でもま、しかたない。もう買っちゃった物はね(´▽`*)
 
というわけで、来月の披露宴までにご祝儀を現金書留で送ろうと思ったわけですが、
(゚ペ;)なんか芸ないかな……
としばらく考えた結果、久しぶりに毛筆の稽古することにしました。
毛筆できっちり名前書いた祝儀袋ってかっこいいもんね(´▽`*)
 
で、硯や万年筆や印泥を入れている文箱を開けて、数年前に購入した筆を引っ張り出してみたら、なんかめちゃくちゃパッサパサにされてる……(・ω・ )なんで?
 
考えてみたら、夏休みとか正月に習字の宿題ってのが出ますよね。小学生とか。あれのとき、貸してるんだよね。この筆。
失敗した……(^_^;
高い筆(といっても2千円ほどの小筆ですが)をやっすい墨汁につけたら、すぐダメになります。やっすい墨汁は、たぶんススと膠で出来てないと思う。カーボンブラックに防腐剤かなにかが入ってるだけで、筆先がすぐパッサパサになってしまいます。ナイロンとかが入ってるお稽古用のやっすい筆(太筆で600円くらいの)なら、それでもいいんでしょうけどね。
そういやなんかそこらへんのやっすい墨汁プチャプチャ皿みたいなのにやってそれつけて書いてたな(゚ペ;)やられた。
 
こうなるともう、墨を硯ですって筆につけても、穂先がぼこぼこなのでまとまりません。つかいもんにならないorz
 
この事態に気づいたのは、今朝でした(^_^;
 
数年ぶりに筆を買いに行くか。
というわけで、福岡に行って来ました。
10年ほど前だったら、久留米にもそれなりの渋い品揃えの書道用品店があったんですが、不況のあおりをうけて、支店をひっこめてしまったんで、今はもう跡形もありません(その跡地はコンタクトレンズ屋さんになってます)。
 
ここらでまともな書道用品をぱっと行って買えるところといったら、天神の「とうじ」くらいかな……。あそこは京都鳩居堂の特約店なんで、筆紙墨硯のいわゆる四宝は全部そろってるからね。
みんなあそこは万年筆と手帳の店だと思ってるけど、もともとは鳩居堂の特約店ですから。だからお香とかもありますよ。
知人が昔勤めてた店なんで是非利用してやってください。
以上、宣伝おわり。
 
で、とうじで鳩居堂の小筆2本買いました。両方で5千円でした。
 
帰ってきてから晩ご飯を食って、今、ひさしぶりに和紙を引っ張り出し、硯で墨をすって字の稽古中です。
やっぱむずいね(^_^;毛筆握るの何年ぶりだよ……。
 
でも、やっぱり毛筆はいいな。なんかこう、ボールペンとか万年筆にはない、強弱やふくらみがあって。文字そのものが一つの記号として意味を伝える気がする。活字にはない世界だよね。
さて、今日はもうこのへんでやめて、明日もまた字の稽古しよう(^^)v