松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

九響第287回定期演奏会

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指揮:秋山和慶

 ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
 プーランク/バレエ組曲「牡鹿」
 ストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典」(1967年版)

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今日は3曲演奏されたのですが、まず思ったのは、どの曲もしっかりとイメージが出来ていて、この曲はこうなんだという主張が明確なこと。
軽やかな中にも皮肉たっぷりだったり、優しく幻想的だったり。
前半2曲だけでも楽しいのに、後半のハルサイでは、全く予期していなかったレベルの出来。
可憐な音や鮮やかな音、暴力的な音が計算し尽くされて(というより作曲当時の作者の若さが全てを統合しちゃってるんだけど)、とにかく色んなところから出てくるのがハルサイの魅力。それをしっかりと掴み出して真面目に見せてくれたのが今日の演奏。
とにかく色んな要素が詰まってるのに、数年前だったらありがちなガサツさは微塵もありません。途中で意味不明な音を迷子のように垂れ流すこともありません。
まさに模範演奏でした。
これこそCDですよ!フォンテックに今すぐ交渉してください事務局!
ただ、野蛮さというか、オドロオドロしさはあんまりなかったけどね(^-^;
つか、今日聴いてて思ったんですが、冷酷さとか残酷さって、じつはこの曲そんなにないんじゃないかという気もしてきました。
思ったよりペトルーシュカに近い路線の曲だったんだなあ、と。
九響♪\(>∀<)/♪バンザイ
秋山さん♪\(>∀<)/♪バンザイ
このプログラム考えたひとの慧眼に♪\(>∀<)/♪バンザイ!