松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年5月21日(火)の日録。

どっちがポジショントークなんでしょうね?

自動車はガソリンを燃料とし、給油はガソリンスタンドで行うという常識は、今後数十年のうちに過去のものとなるだろう。したがって、公設ガソリンスタンドの動きは、この世界的な潮流を前にした過渡的なステップにすぎない。内燃機関への“未練”を断ち切ることで、地域レベルからEV時代への移行を加速させなければならない。それが、人口減少社会を生き抜く唯一の道なのである。
過疎地や山間部では、再生可能エネルギーを活用した自立分散型の電力インフラ整備が積極的に進められている。太陽光や小水力などを活用した「地域マイクログリッド」の構築が、EVの普及を後押しする効果は大きい。
ようは、ガソリンスタンドの維持が無理だから、EVへ移行するのではない。ガソリンスタンドに依存する灯油を再生可能エネルギーに転換するなど、生活に必要なエネルギーを得る手段そのものを変えるのである。移動手段である自動車をEVへ転換するのは、その
「第1歩」
にすぎない。 

ガソリン車依存が招く「地方消滅」 給油所はもはやピークの半分以下、EVアンチはポジショントークをしている場合ではない! | Merkmal(メルクマール)

読んでいて炎上狙いなのか?スポンサーのご機嫌伺いなのか?と疑いたくなるレベルの文章です。

3月末まで常勤していた事業所の場合、あらたに200v3相を車庫に引かなければならずそれなりに工事代かかりましたし、補助金もらって電気自動車を買えば買うほど充電設備もどんどん追加しないといけませんから、言うほど安くはありません。

事業所なのでアンペア数の見直しはありませんでしたが、一般家庭の15Aというわけにはいかないでしょう。アンペア数を見直すと基本料金もかわります。

ガソリン車の場合、スタンドで給油すれば数分ですむし、ガソリン代のほうが電気代よりかかったとしても、こういう頭金というか初期投資が要りません

ガソリン車の燃費が良くなればガソリンスタンドが減るのは当たり前です。人口減の高齢者ばかりの地域で、遠出も月イチ程度、ほとんどはチョコチョコ乗りでいまさら車を買い替える気もおきず、そもそも車を買い替える費用も惜しい年寄りだらけなら、普及はしません。

もうすぐ80になろうかというかたでEVを買ったひとも居ますが「なぜ電気自動車を選んだのか?」と訊くと、営業さんに「今の車を車検に持っていこうとディーラーに声をかけたら、ガソリンより電気代のほうが安いと勧められた」と言います。子供は同居していない独り身でほぼ車は車庫で寝ており、いくら給料のためとはいえ営業さんも、この年寄りに出費をすすめるか?という気もしますが、それも仕事です。売らなければ自分が会社をくびになります。

kintoが選挙や平日常勤している事業所で顔見知りになった年金生活者にも浸透してきています。数人眺めましたが営業さんにどうまるめこまれたのか月5万くらいの契約だったりします。企業とちがい個人なので、リースに月5万円払うくらいなら貯金から一括購入してその他の経費は自分で節約すりゃいいはずなんですが、厚生年金を「お給料」に見立てて定額払いを組ませ(要は給与生活者に自動車のローンを組ませるのと同じ)、ワンランクツーランク上にお乗り換えでお孫ちゃんも大喜び!的な営業トークにだまされるようです。

四輪車 | JAMA - 一般社団法人日本自動車工業会

少子高齢化で人口が減り、国内で車の売り上げが伸びる要素はないので、少しでも購入単価(契約単価)を上げないといけないというのは、わからなくもないですけどね……。

なお、この表でいう「普通車」とは3ナンバーのこと。「小型四輪車」は5ナンバー、「軽四輪車」が軽自動車です。間違えるひとが居るので引用した画像に赤字で注記しています。大きな流れとして、5ナンバー車が減り、3ナンバーか軽自動車の両方に客が吸収されてきたものの、3ナンバーも軽自動車もすでにピークアウトしていることが見て取れます。

四輪車 | JAMA - 一般社団法人日本自動車工業会

もう一点のポイントは、年々みなさん買い替えを控えるようになっているという点です。トラックやバスにかんしては、顕著です。

果たして、この状況で電気自動車ってどこまで普及するんでしょうかね……。おカネがないから今の車を棄てられないひと(企業)ばかりだから、新車への更新サイクルが伸びているし、新車販売台数も減っているわけです。

どうせどこかのスポンサーをチラ見しながらこのライターさん頑張って書いたんでしょうが、せっかくなら普及のためには国民全員に電気自動車公費で配れ!くらい書かないとダメだとおもいます。

ナチス・ドイツでは、アドルフ・ヒトラーが安価で高性能な自動車を国民に供給する国民車計画を提唱。当時の大衆車としては極めて高性能な乗用車作りを積極的に進めた。その成果は、フォルクスワーゲン・タイプ1として結実し、国主導の成功例として注目を集めることとなった。 

国民車構想 - Wikipedia

むかしはこういう時代もあったわけですし、このくらいぶち上げてみてはどうでしょうか?

 

21日の記録。

今日も貧しみに満ちた朝食と昼弁当です。

昼弁当のタッパーには、最初からお茶漬けの素を振りかけて、電子レンジで600w2分加熱します。洗い物を減らすため、今日は鍋をつかわずに袋めんをつくります。

まず、どんぶりにはわかめを敷いておきましょう。

やかんにお湯が沸いたら、もらいもののほうじ茶のティーバッグで水筒と神棚用にお茶を淹れます。どんぶりに袋めんと粉末スープをあけて、上からお湯を麺が隠れるまで注ぎ、どんぶりにフタをして電子レンジで600w2分加熱します。

電子レンジでラーメンがつくれるどんぶりが市販されていますが、わざわざ買わなくてもこれでできてしまいます。

むろん、入れられる具材は限られますが……。

昨日、せっかくの菊正宗をもやし炒めで飲んでしまったことを反省して、久しぶりに唐揚げをあげました。もも肉を適当な大きさに切って、醤油と麺つゆを1:1で混ぜたものにすりおろしたショウガと鶏ガラスープの素を混ぜ、ジップロックで半日寝かせます。

帰宅してから片栗粉をまぶして揚げるだけです。

たぶん世間的には、竜田揚げということになろうかと思います。

いやぁ、やっぱりこういう濃い味のものが合いますよね……。