松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年4月12日(金)の日録。

茶室という不思議

「茶室のきまりを解き明かす」ために、実在する古今のさまざまな茶室1159件を分類、分析、完全データ化した茶室の平面の話。写真100点、図面500点を収録し、わかりやすく丁寧に解説する。茶室プランの参考にも。

茶室の解明 Kindle版

自慢できる茶室をつくるために

これを見るとどう作ってもお茶室になりそうな気がしてしまいますが、とうぜんお点前やらいろいろ考えないといけませんので、あまり見かけないつくりをとるならそれなりに考えておかないといけません。

藪内家 燕庵(古田織部の茶室)|茶室建築 Tea-Room

個人的にはお金持ちになれたら燕庵形式の相伴席付三畳台目のお茶室が欲しいと思いましたが、まぁ、50過ぎてこの貧窮ぶりですから、夢のまた夢どころか言うだけ無駄だとは思います。

 

12日の記録。

親組織に勤務先がかわり、ほんとうに日々、動かなくなりました。歩数計の数字からもすぐわかります。良いことではないのですけどね……。まぁ、駐車場の掃除やらなにやらしなくなると、こんな感じなのだとおもいます。

今日は事業所からお休みをいただきました。

第281回定期演奏会【発売中!】 | 公益財団法人日本センチュリー交響楽団

大阪まで演奏会を聴きに行きます。

遠出の予定を組むときは、必ず方位が吉かどうかを確認します。

今回は大阪なので東ですが、60刻1局のほうも10刻1局のほうも、正直どれもよくありません。比較的なんとかなりそうなのは午前9時から11時にかけての時間帯で、60刻1局では「甲癸:樹根露水」です。これ自体は悪くありませんが、なにせ「傷門」がついています。人や物が傷つきます。最初からぶっ壊しに行く、番狂わせに行くなら傷門でもよいのですが、しょうじき遠出でこれは困ってしまいます。ぶっ壊してもぶっ壊されても(事故を起こしても起こされても)いけません。

では10刻1局のほうは多少はまともかと調べると「辛辛:伏吟相剋」。チクチクネチネチとやられるやつです。しかもこちらも傷門で、八神は朱雀。朱雀は不興をかい処刑され意味をもちます。

これを聴きに行っているあいだ、いろいろあるんだろうな……。

戻ってきてから憂鬱なことになってなきゃいいのですが……。

JR博多駅の新幹線14番ホームにやってきました。

東がかろうじて吉となる時間帯は9時半から11時半台しかない(経度の関係で30分近く起点がずれます)ため、どうやっても博多駅には12時ごろしか到着しません。これから乗るさくら号は東海道新幹線でいう「ひかり」相当で、JR新大阪駅には15時ごろ到着します。「のぞみ」とたいして価格差はないのに、貧窮のためついケチってしまいます。

新幹線の指定席に着席して発車を待っていると、背後からお子さん連れの声がします。どうやら新幹線ははじめてらしく、トンネルで「耳が痛い」と泣き出します。どうやらさっそく、辛辛の嫌がらせがはじまったようです。

隣の席にJR小倉駅からJR岡山駅まで私とあまり変わらない年齢の男性が座っていたのですが、全身からたばこの匂いが放射しています。どうやらこれも凶の要素のほうが勝ちそうです。

小学館 ランダムハウス英和大辞典(第2版)

途中、ゴルゴ13を読んで過ごします。utensilsって「SEY器」って意味あったっけ、と辞書を引くと「道具」……まぁ、そうですよね。それにしても古い表現でとんでもない意味があったりしますね……。

基本的に、東京でも関西でも名古屋でもいちど利用する宿を決めたら、ほかに浮気はしません。道を覚えなおすのが大変だからです。

ところが前回宿泊したホテルは、現在建物そのものの補修工事にあわせて改装中です。予約できません。ザ・シンフォニーホールからJR大阪駅まで歩く途中にあり、朝ホテルを出てJR大阪駅まで歩けるため意外とわるくなかったのですが、困ってしまいました。

というわけで、今回、はじめてJR新大阪駅から徒歩圏内のホテルに泊まってみることにしました。まず値段で並べ替え、安くて駅から近そうなところを選びます。

ホテルの公式サイトでは駅から徒歩2分とうたっていますが、googleマップを眺めつつどうやったら着くのか皆目見当がつきません。そもそもJR新大阪駅は新幹線乗り換えのためにしか使ったことがなく、駅の外に出たことがこれまでの人生で1、2回しかありませんから、いくらgoogleマップがあっても道に迷います。

あまりのわからなさにグルグルと駅周辺を20分ほど歩きまわり、やっとホテルを発見しました。

いちどホテルの入口に着いてから、JR新大阪駅の新幹線南口改札まで歩いてみると、8分ほどでした。ホテルがいう「JR新大阪駅から2分」は、「駅に入る東口階段まで2分」という意味のようです。

とはいえ、いちどわかれば迷うような道ではありません。

ザ・シンフォニーホールで行われたセンチュリー響の定期演奏会終了後、サクッと迷わずホテルまで帰り着きました。「こんなところに出入口(の階段)がある」と気づいてしまえば簡単なのですが、さいしょは見落としてしまい、えらいことになりました。

ザ・シンフォニーホールに17時半ごろ到着しました。開場は18時なので、近くのコンビニで龍角散のど飴を買い求め、ゴルゴ13を読みながら時間までのんびりしました。