こういうのを見ると、広告宣伝費や政治力って偉大だと思う。
英郵便局スキャンダル、富士通の欧州トップや時田社長が謝罪
2024年1月17日
（略）
しかし、同社が欠陥のある会計システム「ホライゾン」から得た利益を返還するかについては、明言を避けた。
この事件では、1999年から2015年に、900人以上の郵便局長が横領や不正経理の無実の罪で訴追された。実際の原因は、富士通がポスト・オフィスに納入したホライゾンの欠陥だった。
冤罪（えんざい）により、地域の郵便局の窓口業務を担っていた人々が、不足額を埋め合わせるために借金したり、横領罪で収監されたりした。
一方、富士通ではこれまで誰も責任を問われておらず、被害者への補償金も一切支払っていない。富士通は現在も、英政府のITサービス関連の高額契約を獲得し続けている。
イギリスでは、政府が100％所有するポスト・オフィスが、イングランドとウェールズでの郵便局長に対する訴訟で検察の役割を担い、同社が任命した法律家らが証拠を提出した。
16日の下院のビジネス委員会でパターソンCEOは、富士通がポスト・オフィスに提出した証拠が、無実の郵便局長らの訴追で使われたと認めた。
また、ポスト・オフィスはホライゾンに「バグやエラー」があることを、早い段階で知っていたと述べた。
さらに、自らの「直感」では、富士通の社員らも2010年以前にホライゾンの問題を知っていたと思うと語った。
パターソン氏はその上で、「ひどい誤判」で富士通が担った役割について謝罪し、同社が「最初から関与していた」ことを認めた。
「我々のシステムにはバグやエラーがあり、我々はポスト・オフィスの郵便局長起訴に協力した」
一方、富士通がなぜホライゾンの不具合を早い段階で知っていながら、何もしなかったのかという質問には、 「わからない、本当にわからない」と答えた。
ジャニーズ問題にしても、広告宣伝費や政治力にひれ伏しダンマリしていた国内マスゴミより、こうやって海外メディアから火がついたわけです。おそらくインターネットで海外メディアが発信してくれていなければ、国内のマスゴミはまだまだ知らんぷりだったと思います。そういう意味では、じつによい時代になりました。
臭い物に蓋をしにくい時代になることは、基本的によいことです。
富士通、英政府調達から排除求める圧力－冤罪事件の責任問う動き
1/9(火) 9:30配信富士通は勘定系システム「ホライゾン」を2000年前後から英ポストオフィスに提供してきた。その直後から窓口で金額の不整合が生じ始め、郵便局長らが横領の罪を着せられた。欠陥のあるコンピューターシステムの証拠に基づき、少なくとも700人のサブポストマスターが訴追され、数百人が破産したり収監されたりした。
過去20年にわたり英金融行動監視機構（ＦＣＡ）や国防省、歳入関税庁（ＨＭＲＣ）との契約が富士通に利益をもたらしており、データ会社タッセルによれば、12年以降では英公共部門から総額68億ポンド（約１兆2500億円）の受注を獲得した。ホライゾンシステムは約24億ポンド相当。しかし、新規の政府調達から排除を求める圧力に今や直面している。
2012年以降だけでも3,000億円もらっている勘定系システムのバグを認めちゃいましたから、会社としてもおおごとになるでしょう。
上記の点検①、②を行った結果、全123団体のうち、44団体において当該事象の修正プログラムが未適用であることが判明したため、引き続きサービス停止を依頼させていただき修正プログラムの適用作業を7月中旬から実施いたします。
たとえば日本でこの件がおきたとき「竣工検査して検収したのは地公体だからITゼネコンがなぜ矢面に立たされるのか理解できぬ（＝竣工検査して検収した地公体の責任だろ？）」という意見が、同じ立場に立たされたくない業界関係者とそれに食わせてもらっているライターさんや評論家からチラホラでていたのを思い出します。
竣工検査ったって、ポチポチボタンを押したらちゃんと出てくるのをみてOKと言っているだけで、べつにソースコードの提供をうけて別の会社に検査を依頼するわけではありません。
別会社のケースで言うと、賞与の計算が数円あわないのがいつまでも直らず、外部に検査させるためソース含めて資料要求したら、弁護士たててきて著作権だなんだと言って突っぱねられたことがありました。
そういう世界です。
むかしの国鉄やJRが、新幹線車両の設計図や製造技術を保有し、各社に「つくらせていた」のとは、わけが違います。
どこの会社も裏は隠し放題が当たり前なわけで、想定外の動作をすればITゼネコンに責任の話がいくのは、当然です。
「引き渡してしまえばあとはお前らの責任」と軽々しくくちにするのは、ババをつかませてしまっても、カネふんだくった者の勝ちと言っているのと同じこと。
郵便局冤罪事件の責任を問う動きがあっても、おかしくはありません。
むしろ「逃げられるとおもうな」と、しっかりイギリスの世論が動いて範を示していただきたいと思っています。
２０日の記録。
今日は広島交響楽団の定期演奏会を聴きに、広島に出ます。
博多駅まで路線バスを利用します。路線バスだとJRと違い始発と終点なので、途中で寝こけても被害がありません。
博多駅に着いたらまず、博多バスターミナル地下のモスバーガーで朝食にフィッシュバーガーをいただきます。
九州新幹線直通のさくら号・みずほ号は8両編成で新大阪止まりですが、指定席料金で4列シートに座れるため、意外と人気があります。
今回乗車したさくら号はどういう風の吹き回しか、うまい具合に隣の席が空いていて、ゆったり広島まで移動できました（帰りも隣はずっと空席でした。ラッキー）。
今日は雨がパラついており、観光する気分にもなれません。
「あまりに引きこもりすぎて生活費が苦しすぎるので支援してくださいお仕事ください」とむかしお世話になっていたかたにお願いに行き、それからJR横川駅まで戻ってきました。ここから、路面電車で「舟入町電停」まで移動します。
舟入町電停からHBGホールまで歩きます。折り畳み傘をここで使ってしまうと、濡れた傘を会場に持ち込むのがめんどうになるのですが、ありがたいことにほとんど雨は降っておらず、傘を使わなくても濡れずにすみました。
演奏会終了後、ふたたび路面電車でJR横川駅に戻り、広島駅から鹿児島中央駅行きの新幹線さくら号に乗り換えました。
名代ラーメン亭 博多駅地下街店 （なだいらーめんてい） - 博多/ラーメン | 食べログ
博多駅に着いたのは、19時ごろ。路線バスに乗り換えて甘木にもどるまえに、むかしからあるラーメン屋で、晩飯にチャンポンセット（ちゃんぽん＋半チャーハン）をいただきました。
甘木に帰りつき、駅前のイオン系列のお店やビジネスホテルがある辺りで、1枚撮影してみました。
17時半ごろJR横川駅に着いて、それから新幹線と路線バスで21時までには甘木に帰りつくわけですから、広島ってじつはそこまで遠くはないのですよね……。
１，６００円の当選。
平日常勤している事業所の従業員さんが、昼飯を食いに外出していて、目の前で野良猫が跳ね飛ばされるのを目撃しました。彼女がそのまま休みをとって動物病院に運びこんだものの、2日後、残念な結果になりました。
動物病院に車で跳ね飛ばされた野良猫を連れて行っても保険なんてありませんから、病院代いくら払ったかあとで訊いてびっくり。「支援してやりたいのでカネをくれ」とお願いし事業所で昼飯をいただいたあとロト7を買ってみたら、300円が1,600円になりました。
いや、神様、けたが足らなすぎます。
数万円かかったんだから、16万とか1億6千万とか当ててくれないと……。
なお、5等が当たる確率は72分の1だそうです。その程度には主から憐れみをかけてもらったということなのでしょう。100万円は5万分の1か……さすがに我ながら無理な気もします（笑）
