松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年11月26日の日録

おひとりさま対策を、そろそろしっかり考えないといけません。

 『朝日新聞』(10月23日付け)の報道によると、22年度の葬祭扶助件数について、全国で5万2,561件(速報値)となり、過去最高にのぼったとされている。前年度の4万8,789件から約3,800件増えたという。
葬祭扶助は国が生活保護法に基づき、生活困窮者に対して設けている葬儀支援制度。主に資産がない生活保護受給者に対するものだが、故人に身寄りがない、無縁仏の場合にも家主などの第三者が手続きを行うことで、行政が費用を負担するものだ。

 公費による「葬祭扶助」件数と金額が過去最多に|NetIB-News

この記事は、生活保護受給者の葬祭扶助支給件数が増加しているという話です。

これに、いわゆる行き倒れ、行旅死亡人の処理件数がべつに加わります。さらにバラバラ殺人の変死体など、どのスキームでも処理できないものがあるため、犯人が逮捕されたり遺族が判明して引き取り先がわかるまで、警察署の冷蔵庫借り上げ料や火葬代金を首長の交際費から払ったりもします。火葬した骨を役所で保管することもあります。

いま、一般人は家族や親せきに葬式をあげてもらう前提で世のなかうごいていますが、それでも一般的なスキームから外れた方向けの手順は、既にいろいろあるわけです。

生涯未婚率(50歳時の未婚率)は上昇を続けており、2020年には、男性で25.7%、女性でも16.4%に達している。生涯未婚率の上昇は、日本における皆婚慣習の崩壊が近づいているかどうかの指標でもある。男4分の1、女1割5分超が結婚しない社会となってきているのである。

図録▽未婚率の推移

問題は御承知のとおり、上昇し続けた未婚率とともに大量の「おひとりさま」が街にあふれ、孤独死だらけの時代が到来しつつあることです。

私は親が7歳のころに離婚したのでほかに同じ父母の組み合わせから生まれた兄弟は居ません(片腹違いの存在はノーコメント)。父の兄弟とその子供たち(要は従兄弟)はいますが、結婚しているのはその半数、子供が出来たのはさらにその半数です。

さすがにその状況で、従兄弟たちやその子孫に私の葬式をやれとは言えません。彼らの親だけでもたいへんなのに、私を含めたほぼ他人の葬式で、年少者ほど人生つぶされてしまいます。そんな責めは背負わせられません。

つまり、おひとりさまほど本人の意思がはっきりしているうちに、御家断絶にむけた準備をこつこつやっていかないといけないわけです。いいかげん孤独死だらけ社会を迎えるための手順をまとめ啓蒙していかないと、社会が成り立たなくなります。

ひとつ考えられるのは、葬祭保険?と呼ぶべきかどうかはわかりませんが、国保や社保の葬祭費(埋葬料)をやめて、別建てて全国民相手に強制保険を掛けてしまうことです。せっかくマイナンバー制度があるのですから、被保険者番号は個人番号と最初から結び付けておきます。

個人の死亡後、埋葬や相続その他の手続きをする者が、葬祭保険の保険金を請求します。遺族が豪勢にやりたければ、個人の遺産や自らの持ち出しを継ぎ足して派手にやればいいし(だいたい豪勢にやれば御霊前も集まって逆に損はしないものです)、身寄りも寄り付く親戚筋もなく役所もしくはその委託事業者が執行するなら、おそらく坊主の読経と火葬して終わりということになるでしょう。

遺産から葬式代を工面するのではなく、別枠で葬式代や相続手続き含めた死後処理費を生前に預託しておく(保険化しておく)という発想です。

介護ヘルパーが発見し警察と役所に通報があり、役所が公用で調べて連絡をとったら「10年以上会っていないひとの葬式とかできません。忙しいんです田舎に帰れません。その連絡先だって誰か書かないと施設の順番待ちが出来ないって話だったから仕方なく貸したんです。なんでここにかけてくるんですか!弁護士に相談しますよ!」とブチギレ気味に電話を切られたりとか、そういう話はたまに聞きました。これまでレアケースとして処理されてきましたが、今後は、これが普通に起き、下手するとこんなのばかりになりかねないわけです。そのときに、役所が通常業務として処理できる体制をさきに考えておかないと、簡単にパンクします。

最も重要なポイントは、遺産処理です。パッとひらめいたものなのでおかしな記述はあるかもしれませんが、スキームとしてはこんな感じでしょう。

  1. 葬祭保険の請求者に支払われた保険金は遺産相続の対象から除外する。
  2. 葬祭保険の保険金を超えて葬儀や相続手続きにかかった費用は、葬祭保険の請求者が優先的に遺産から弁済をうける。弁済された額は、遺産相続の対象からこれも除外される。
  3. 役所などの官公庁が葬祭保険を申請し保険金で処理した場合、残る遺産については通常の遺産相続の対象とせず、官公庁が競売で処分する。
    これ、現在、行き倒れの身元不明者が死亡したさい、本人の手持ち品を売却し、足らない分を市区町村と都道府県が税金で穴埋めすることになっています。これを拡大して、おひとりさまを官公庁が処理したぶんはぜんぶ競売で現金化し、プラスがあれば官公庁の収入にしようというものです。
    これをいれておかないと「葬式の手間はことわって役所にやらせ、残ったカネは寄越せ」というふざけた相続人が沸きかねません。

あの杉田水脈先生が好んでつかう「公金チューチュー」ならぬ、遺族or官公庁による「保険金と遺産チューチュー」スキームですが、まぁ、このくらいやってもバチはあたらないでしょう。

いまから検討しても遅すぎる気もしますけどね……。

 

いや~いいですね(^^♪

youtu.be【栗原舞優×原田珠々華】王道的なLOVEソング【歌ってみた】 - YouTube 

「王道的なLOVEソング」リルネード(rirunede) - YouTube

グループ解散したし、それぞれ3人が違うところでやっているのでもうこういうのは出てこないとおもったんですが、移籍先で公式にで「うたってみた」ですからね(^^♪

上手くなってますね……。

 

25日の残りの記録。

25日、散髪に行きました。前回を調べると8月19日でした。3か月です。どれだけサボっていたんでしょうか。以前なら3か月もほったらかしていたらもっと切り落とした髪が散乱していたのですが、減りましたね……。

これも老化という名の劣化がなせることでしょうか……。

散髪のあと、痛風の薬を処方してもらいに病院に行き、門前薬局で薬を受け取ります。待ち時間の長いこと長いこと。あいかわらずです。交差点から足場に囲まれたマンションを眺めます。

北風が吹いてしかも雲がないということは、おそらく明朝の放射冷却がすごいことになりそうです。

ときどき画像に写り込むため気づいていたかたも多いと思いますが、IHコンロの前にゴミ袋を置いていました。さすがに15年も同じ行動をしていると、床を拭いてもなかなか汚れがとれなくなってきました。壁紙もくすんでいます。

なにか周囲と遮断するよい下敷きはないかと考えていたら、ホームセンターにカゴがあったのでこれを置きます。

さすがにいちにち3食ともちゃんぽん麺+レトルトのパスタソースはきついので、晩飯にはもやしをいれて袋めんをいただきました。この味噌ラーメン、売れているのでしょう。棚割が変更され隣にサッポロ一番みそラーメンが330円で陳列されていました。対抗しているつもりでしょうが、税抜き208円対330円じゃ、ねぇ。

 

26日朝の記録

駐車場の塀の補修工事がはじまりました。削ったところのひび割れを埋めて、塗装しなおします。

ふだん、ごみ置き場をしげしげと眺めたりしなかったのですが、あらためてよく見ると、傷んでますね……16年の経年劣化です。