迷走する東九州新幹線
もし三大都市圏への直通の夢がかなうのであれば、基本計画どおり日豊線ルートということになります。ところが九州新幹線をみればわかるとおり8両編成では東海道新幹線乗り入れを拒否られてしまい、現在新大阪駅止まりです。
しかも新大阪駅は地下ホーム建設が計画されるほど、すでに新幹線発着枠は飽和状態にあります。今後東九州新幹線を整備しても、乗り入れ枠を浪費しないよう小倉で九州新幹線との併結が生じる可能性があります。北陸新幹線新大阪駅乗り入れに先を越されてしまうと、目も当てられません。
また、そもそも東海道・山陽新幹線は多層建て併結に対応した運行システムになっていない、という噂もあり、かりにそれが本当なら、小倉で山陽新幹線に乗り換えて関西・博多に向かう手間が増えます。
しかも、どう考えても関西・東京より福岡市内～別府・大分間の移動がもっとも客が見込めるのに、あえて小倉に遠回りするのも不可解です。
久大線ルートが実現すれば、福岡市内～別府・大分間のいちばんお客さんが多いルートを短絡する路線となり、高速バスとの競合は完全に制することができます。なぜこれが俎上にあがらなかったのか不思議なほどですが、同じルートを経由する大分自動車道がしょっちゅう濃霧で通行規制になるのをかんがえれば、いくらショートカットできても運行上支障が多そうなのは容易に想像できますし、それになにより、沿線人口が少なすぎます。
痛しかゆしといったところでしょうか。
個人的には、久大線でなく大分自動車道に沿って建設してくれないかな、という気はします。
博多～新鳥栖～甘木～日田～湯布院～別府～大分と夢とロマンあふれまくりの経路ですが、新鳥栖がいくら2面4線駅で分岐駅として最適といっても、西九州新幹線問題をみればわかるとおり、東九州新幹線ができたところで一文の利益もない佐賀県が動くはずはありませんから、まずありえないでしょう。
となると、2面2線で分岐駅として問題がある久留米駅から分岐して、せいぜい湯布院温泉から別府～大分という高速道と久大線の折衷案くらいが、妄想するにしても限界かもしれません。
することがないので記者会見をながめる。
www.youtube.com日本大学会見 林真理子理事長なに語る？日大アメフト部員覚醒剤・大麻所持事件(2023/8/8）ANN/テレ朝 - YouTube
今夜もっとも台風の影響をうけるということで帰宅後は家から出ず、日大の記者会見の録画をながめながら過ごしております。
www.youtube.com日大アメフト部員の北畠成文容疑者（21）が乾燥大麻を所持した疑いなどで逮捕された事件を受け、日大は8日会見を開き「去年部員から大麻使用の自己申告があった」「警察関係者に相談したが、物的証拠がないことなどから事実の立証は困難との回答があった」などと説明しました。
しかし捜査関係者によりますと、日大側が行ったのは大学OBの警察官への個人的な相談で「立証困難という話はしていない」ということです。
また相談も「大学に内部告発が寄せられた」という内容で、大学の説明と食い違っています。
OBからさぐりをいれるというのは私大だとよくある話ではありますし、それ自体がわるいともおもえないのですが、林真理子氏をはじめ平身低頭の雰囲気ではなかったため、まちがいなくマスゴミから徹底攻撃をくらうでしょう。
記者会見をした林真理子氏、酒井学長、沢田副学長この3人とも日大OBとのことで、プロパー路線のもつある種の限界かな、という気はします。べつに日大にかぎったことではなく、プロパーが上のほうを占めている大学は、どこも閉鎖的なところがありますからね……。
