松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年4月22日の日録

22日の記録

4月22日、出かける前に方位術を確認します。

朝5時から7時まで10刻1局の立向時盤でみると庚庚、大凶相「戦格」がきています。血が流れるはげしい戦になる相です。さらに、互いが傷つけあう「伏干」、自分自身に災いがおきる「日格」、他人に背かれる「六儀撃刑」、さらに「死門」と、なかなかの凶格大コンボ状態。

ホームページで数値が▲56というのも、めったに見かけるものではありません。

さすがにひどすぎるので60刻1局のほうを確認すると、こちらもよくありません。

唯一7~9時は丙辛「日月相会」、驚門ですが、なんとか使えます。

いちおう解説すると「戦格」は、戦を職業とするひとには、つかえます。軍人、スポーツ選手、競艇選手、騎手といった職業です。政治家も選挙にかんしてはあてはまるかもしれません。「死門」はリセットを意味するため、どん底からの大逆転にはつかえます。

とはいえ、敢えて嵐を呼ぶとわかって7時前に家をでる気になれず、7時半すぎてから、甘木を出ました。

支援者から借りている駐車場で、梅の木を撮影します。

おそらくは花梅でしょうが、小さい実がいくつかついています。

スギナがいっぱいあります。ずくぼ(つくし:土筆)の時期に来ると、なかなかよいかもしれません。

最近、いつも目をつけていた場所に福岡ナンバーや北九ナンバーが出没し、狩り負ける事態がつづいています。新しい猟場をさがさないと……。

 

若いひとに選挙に出ろというのは酷ではないか。

町議選の3回連続の無投票に対する議員の危機感は強い。ベテランの関根修氏(68)は町議の待遇の低さを問題視する。報酬は月20万1千円で諸手当を含め年収約300万円と「子育て中の若者に出るよう求めるのは無理。改善しないといけない」と指摘する。
また関根氏は、定数削減を提案する意向も示した。 

町議選3回連続無投票に危機感 埼玉・横瀬、選挙戦へ定数削減提案も(産経新聞) - Yahoo!ニュース

選挙やっててつくづくおもうのですが、議員報酬を改善したところでどの程度意味があるかかんがえてしまいます。

「4年ごとに免許更新」という制度の根幹はかわりません。これが問題です。

転職をきらい、自営業より給与生活者をえらぶ若いひとが、はたして4年ごとに就活がある任期付雇用をえらぶでしょうか。どうも根本がズレている気がします。就活で民間企業より生涯年収が低くても公務員稼業が大人気という現実をかんがえれば、こんなバクチに身を投じるのは基地外、少数派だと推測できます。

むかしは自営業が多かったし、自営業者が地元名士あつかいされたくて、選挙に立候補するものでした。または、労働組合の専従、いわゆる労働貴族が立候補したものです。議員報酬が生活に直結せず「名望(名誉+人望)」をもとめてなるものだったわけで、公職選挙法がガッチガチに選挙を「原則ボランティア」としているのも、金権選挙の規制が必要だった時代の名残りといえます。カネはあっても名誉がないひとが、カネをばらまいて名誉を買い人望をあつめ、叙勲をねらう時代なんて、いったいいつの時代でしょうか

そういう昭和の感覚を前提にしているため、いまの若いひとの実態とはズレが生じます。

給与生活者がいきなり地盤も看板もなく「立候補します!」といっても、選挙従事者は原則ボランティアですから、ポスター貼りひとつ確保に難航します。ボランティアくらい集まらないようなのが選挙に出てくるな、と言われればそうですが、そんなことを言っていたら、地縁も血縁もないやつは選挙に出られなくなってしまいます。

現実の選挙では、すでに選挙のノウハウをもった人材を参謀として招き入れるか、どこかの党派を頼ってそういうノウハウをもった人材を紹介してもらって、年金生活者・金利生活者の、なるべく日中ヒマな人間あつめて陣営を組むしかなく、若手にそれを求めるのは、酷です。

もしどうしても若手を立候補させたいのであれば、立候補基金というか、選挙費用融資制度と、過剰なボランティア頼みをやめて日当バイトを認めるくらいしか、テはないでしょう。たとえば各陣営に必要人数を申請させ、選挙管理委員会が求人をハローワークに出して、全員同一時給で雇用し、使役した人数分各陣営から選管に負担させるといったくふうも必要かとおもいます。

カネのかからない選挙をめざすのは理想としてはけっこうですが、あくまでも理想です。若いひとの活力を求めるなら、選挙スタッフが確保できる制度をしっかりかんがえていかないと、いけません。

統一◎会がちからを持ったのも、某宗教団体が選挙につよいのも、スタッフ確保のハードルが低いからです。

日本人の、とくに年配層は他人に高いハードルを課し、自分自身には激甘なかたが多いので、こういうことを書くと反感買いそうですが……。