松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2022年12月24日の日録

極寒のなか、外出できずラーメンを食す。

メニュー - めん宝 松江 のホームページ

いつも拝読しているブログでこのラーメン店が取り上げられていました。さすがに雪のなか松江まで食いに行く度胸も行動力もカネもないので、ホームページをながめながら、マルタイ棒ラーメンを食します。

起きたら新しい降雪はほとんどありませんでした。そとを走る車の走行音から、路面が凍結していることがわかります。チェーンをして走っている車もあります。

大雪警報は解除になっていたので、鉢植えをベランダと玄関にとりあえず戻しました。

おそらく降るのではなく、凍るタイプなんでしょうね……はやく寒波が去らないものか……。

 

インクで書いてみる。

すべて「ポン酢瓶」から小瓶に移しかえたパイロットのブルーブラックインキで書いています。

ふでdeまんねん」は、傾ける角度で太くも細くも書くことができます。まず寝かせ気味にして、少しずつ立てながら4種類書いてみました。

パイロット カクノ」と「プラチナ プレフォンテ」は同じ中字(M)ですが、字幅がことなります。これ、メーカーの違いもあるのですが、同じ中字(M)でも、国内向けと輸出向け製品では、字幅がもともとことなります。画数の多い漢字がつぶれないよう国内向けは1ランク細めにペン先が調整されています。

日本のパイロット、プラチナ、セーラーを海外で愛好する層のすくなからずが「細い字が書けるので日本の3大メーカーを選ぶ」という話を以前きいたことがあります。

プラチナさんのプレフォンテは、きほん輸出専売品です。国内では東急ハンズなどしか流通がありません。国内向け製品だったら、この字幅は太字(B)表記になるとおもいます。

まだ字のけいこをまじめにはじめるまえの話です。

墨汁はしばらくすると腐ったりしてつかえなくなるため、万年筆のインクで字が書けないか試したことがあります。

万年筆インクは獣毛をつかう一般的な毛筆とは相性がわるく、ナイロン毛の筆でないとインクが上手くのってくれません。上記でいうと(1)が獣毛(イタチ)の筆で、先日、年賀状で使用したものです。(3)が「ぺんてる水筆」で、筆ペンの穂先がついており、つけペンやガラスペンみたいな感じでつかえます。

ほかは比較のため、手持ちの万年筆や筆ペンで書いてみました。

字の太さがどれもずいぶんとちがいます。

獣毛の筆は墨やインクを吸ってしなり、適度に柔らかくなってから先端がまとまるようになっています。ナイロン毛は獣毛とちがい水を吸って柔らかくなるのではなく、最初から穂先がまとまるように材質や太さを選んで設計されています。そのため、乾いても獣毛のように穂先がバラけたりしません。

墨はどういう仕掛けなのかわかりませんが、すぐに毛が柔らかくなり穂先がまとまります。万年筆インクの場合、すぐに吸ってくれずしばらく寝かせる必要があり、穂先がまとまりだしてからも、完全にまとまることはありません。

万年筆インクで書いたあと、墨をすって同じ字を書いてみます。

硯はながねんつかっているならや本舗の「玄智硯」という人造硯です。すぐ墨がすれるので、手放せません。

みたらわかるかもしれませんが、穂先のしまり具合が別ものです。万年筆インクだと穂先もまとまらず全体にふくれぎみでとめ・はねもうまくできませんが、墨は穂先が締まり、すぐにまとまります。

もし万年筆インクが墨や墨汁のかわりになるのだったらはやく墨も墨汁もすたれている。そういえばそうなのでしょうが、なんでもかんでも代わりになるわけではない、というお話です。

 

家に居るしかないので

シベリウス:交響曲全集

シベリウス:交響曲全集

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駅前のスーパーに買い出しに出かけるかどうか迷いつつ、立候補予定者の雑用をしながらアンソニー・コリンズ指揮ロンドン響のシベリウス 交響曲第5番を聴いています。

1955年のモノラル録音ですが、意外と好きなんですね、これ。