とんちゃん鍋
ホルモンをつかった鍋というと、最近は「もつ鍋」のほうが有名かもしれませんが、私の住んでいた地域は「とんちゃん鍋」でした。
おおよそなにが違うかというと、
「もつ鍋」はうどんのすめ(醤油スープ)で牛腸とニラを煮た鍋物。福岡市内(博多)発祥。
「とんちゃん鍋」はホルモンのタレで、ホルモン・キャベツ・もやしを煮た鍋物。下関から筑豊にかけて。
ということができます。
基本的なとんちゃん鍋の作り方はこのyoutubeのとおりで、あまりに簡単なのでつけくわえる要素がありません。「とんちゃん」とは「豚(とん)」「腸(ちゃん)」をさすため、ほんらいは豚腸なのかもしれませんが、現在は私含めてほとんどのひとが牛腸をつかいます。
(29日の日録と名乗っていますが)11月28日の晩飯に、とんちゃん鍋をつくりました。
牛腸(てっちゃん、大腸)は買ってきたら日本酒でかるく洗い、タレに漬けこんでおきます。
キャベツ、もやし、ネギはさきに切って準備しておきます。
フライパンにタレごと牛腸を並べ、そのうえにキャベツ、もやしを山積みにします。
火をつけてしばらくすると、野菜のかさが減り、フタとのすき間がちいさくなります。
フタがしまるくらい野菜のかさが減ったらいちど混ぜ、ネギを煮汁につかるように押し込んで、またフタをしてじっくり煮ます。
まだまだネギに火をとおす途中ですが、みためはこんな感じです。
この料理、なにがいいかというと、(1)牛腸を多めにしてコショウやニンニクつよめで味付けすれば、お父さんがたのビールのおつまみによく、(2)このようにギリギリまで野菜多めにすれば、キャベツとネギの甘味と牛腸の脂からでる旨味でしっかり野菜が食べられる、というどちらにも振ることができる点です。
もし、酒のつまみにしたければ、ネギのかわりにニラをつかってもよいかもしれません。
末廣
嘉麻市下山田の末廣でお昼をいただきました。昼会席というコースだそうです。
紅葉ですね。明日から寒くなるらしいですが。