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隣に福岡県内で墓地を経営している宗教法人がありますが、どうやら関係はないようです。ここも先に訪問した秋四郎稲荷同様、隅々まで手入れがなされていました。
黒田稲荷神社は、寛政十一年（一七九九年）頃、黒田藩が福岡城内に祀ってあった社を、現在地（旧下対馬小路）より数間北の場所へ勧請したものと伝えられています。
当時の名称は「正一位金一稲荷大明神」呼称は「金一稲荷」「金一様」であったと推察されるが、城内から勧請した理由により藩を尊び、何時頃からか、黒田稲荷と呼ばれるようになった。
福岡大空襲により全焼し、戦災復興の都市計画案により現在地に移動二月の初午祭、七月の夏越祭、十二月の鞴祭りを執り行っております。
（略）
現在の案内板には書かれていませんが、福岡大空襲で御神体ごとまる焼けとなり、寺の空き祠を譲り受けて現在地に復興。老朽化により、平成１６年（２００４年）に現在の石祠が再建されたとのことです。
福岡県神社誌：下巻３７９頁
[社名（御祭神）]稲荷神社（保食神）
[社格]無格社
[住所]福岡市下対馬小路
[境内社（御祭神）]記載なし。
（2021.10.10訪問）
