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吉井町新治地区の三牟田集落にある厳島神社です。平家の末裔である三牟田氏の所領であり、彼が安芸の厳島神社を勧請したとあります。
厳島神社は、弁財天を祀るお宮が明治の神仏分離で厳島神社に衣替えしたものか、海運の神様、水利の神様として勧請されたものがほとんどだと認識していましたが、平家の末裔により奉斎された事例もあるのだと知りました。
境内には、福岡県神社誌にも記載のある宮地嶽神社のほか、いくつかの祠や石祠が祀られています。


そのなかに、誰をお祀りしているかわからないものがあり、石祠に近づいてよく眺めると、昭和15年(1940年)に奉納されたものに朝鮮京城とあります。今でいうソウルです。
移住後も、遠き故郷を思って奉納されたのでしょうか。
福岡県神社誌:中巻250頁
[社名(御祭神)]厳島神社(厳島姫神)
[社格]村社
[住所]浮羽郡江南村大字新治字堂畑
[境内社(御祭神)]宮地嶽神社(宮地御祖神、勝頼大神、勝村大神)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2021.09.23訪問)