美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

久留米市大石町 伊勢天照御祖神社(伊勢御祖神社・大石神社)


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伊勢天照御祖神社 (大石町)

まだ神社めぐりを本格的にはじめる前に、一度、訪問したことがあります。

はてなブログ内を検索してもなにも出てきませんから、2008年以前なのはたしかです。

知人が近くに住んでおり、家をリフォームする際の家財運び出しの手伝いに行きました。そのとき、押入れから古い神棚と御神札が出てきて、徒歩圏内だったこの神社に古札を納めに行きました。

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当時はもっと底の浅い箱でした。あまり変わり映えのしない姿に、記憶がよみがえります。(いくら古札とはいえ、こんなごみ箱みたいなのに入れては……)とためらったものの、まさか他人の家の古札をだらだら持ち歩くわけにもいきません。手をあわせて祝詞をとなえてはみたものの、久留米から甘木に帰り着くころには、すっかり体調を崩してしまいました。妙なことをすると祟られる印象がずっとあって、それ以降、近づかないようにしていました。

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ちなみに、8月22日にこの神社を再訪して甘木まで戻る途中、雹が降る豪雨に襲われました。しかも市内の一部で停電まで起きる始末。

やはり相当な霊力がある神社なのかもしれません。

 

すっかり話が脇道にそれてしまいましたが、御祭神の天照国照彦天火明命とは、饒速日(にぎはやひ)のことであり、猿田彦彦火火出見尊(ひこほほでみ)、五十猛命そして山幸彦という名前もお持ちです。

大昔、まだ伊勢神宮の正体を理解できていなかったため、なぜ俗に「出雲系」とされる神様にぐるりと囲まれて、天照大神を祀る伊勢神宮の分社があるのか、まったく理解できませんでした。

今はだいぶ各地の神社を訪問したおかげか、これが神宮の正体のひとつなのだとわかります。

まず、主祭神である饒速日命の実父は大幡主であり、実母は天照大神こと卑弥呼です。

そして、周囲の境内社の面々は、大幡主とその後継者・関係者ばかりです。

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河童の九千坊は、大幡主の子 海神 豊玉彦を奉斎した一族の流れであり、何人も妃と子供がいたのでしょう。子供を抱く姿の石像が境内に祀られています。

本殿裏にずらりと並ぶ境内社は、大国主(大己貴)、事代主(えびす様)、大幡主、長髄彦(ながすねひこ、佐岐大明神)と、饒速日命とともに国づくりに携わったみなさんが祀られています。

どうしても伊勢の神宮というと、皇室の祖先を祀っているものだという思い込みを持ちがちであり、実際、現王朝(現皇室)もそう理解させるようにつとめています。現地を訪問すればわかりますが、花菱紋です。これは九州王朝とでもいうべき、真の王朝の御神紋であります。それが付されている以上、神宮とはその本質において、現王朝が前王朝を「祀り上げる・封じ込める」ために作り上げた祭祀施設であることが明らかになるのです。

いっけん田舎のどこにでもある神社のようで、この神社が「伊勢」の「御祖」を名乗りつつ、境内には出雲系の神様がずらりと並んでいることは、重要です。

神宮の正体が理解しやすくなる、かっこうのお手本と言えるでしょう。

妙なところで失礼にならぬよう、注意して訪問されてください。

福岡県神社誌:下巻144頁
[社名(御祭神)]伊勢天照御祖神社(天照国照彦天火明命
[社格]県社
[住所]久留米市大石町字速水
[境内社(御祭神)]八坂神社(素戔嗚尊)、佐岐神社(佐岐大明神)、大国主神社(大国主命)、大石霊社(大石某の霊)、事代主神社(事代主命)、淡島神社少彦名命)、天満神社(菅原神)
(2020.08.22訪問)