美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

むかしの人口

人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫)

人口から読む日本の歴史 (講談社学術文庫)

 

神社めぐりをしていると、どうしてこうも同じような御祭神に巡りあうのかと考えることがあります。いちばん大きい理由は、その折々の政治的なうごきがあって、権力者の意向を忖度して御祭神を取り替えてきた流れだと思います。

ただ、その前提として、もともと日本にどれだけの人が住んでいたのかを、あたまにいれておく必要があります。

以前に読んだ本の一部ですが、日本全国で数十万人だった時代があります。別の資料では、魏志倭人伝のころで百数十万という推計もあります。

ここから江戸時代には3000万人まで増殖したのですから、考えてみればすごいことです。そして、その数万~百万人の時代の各地の王(女王)が、いまもまだ神として祀られています。もし現代のように最初から1億人も居れば、果たしてこういう先祖信仰が各地に分散していったかどうか、怪しいものです。神社めぐりはある意味、本当の日本人のアダムとイブを探す旅なのかもしれません。

f:id:bifum:20190701061237j:plain