美風庵だより

幻の花散りぬ一輪冬日の中

やよい軒のカキフライ定食

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14日、所用で福岡に出たので呉服町のやよい軒でカキフライ定食を食しました。前回は画像を撮り忘れたのですが、今回はわすれず1枚撮影しました。
カキはいろいろな食べ方がありますが、カキフライはほんとうによく考えられた料理だと思います。衣がつくことでカキの旨みが逃げず、焼ガキのように殻にいちばん美味い汁が焦げてへばりつくことがありません。焼ガキは汁が煮詰まって旨みが凝縮されるため、すすってしまえばよいのですが、焼きすぎると焦げて、味わえません。
カキの天ぷらは広島でいただいたことがあります。天ぷらは衣が薄いせいか、カキの身が厚いものでも周辺部から水分が逃げてちぢこまってしまい、じっくりかんで味わうには最高の品ですが、満足感がありません。カキの天ぷらで大きいまま出してくる店は、軽く蒸してあります。カキフライの厚めの衣は、カキの中心まで火をとおし、衣で味わいを閉じ込めるのに適した調理法なのです。
今年はあと何回、カキフライを味わうことができるでしょうか。赤貧は貧乏がにくいです。