松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

「花衣夢衣」

電子版で津雲作品をどんどん読み返しております。行き帰りが電車なので、じっくり缶コーヒーを片手に読めるのがすばらしい。
双子の姉妹が同じ男を好きになる話で、すでに何度か読んでますからあらすじは頭に入っているのだけれど、それでも、ついついページをめくってしまいます。風の輪舞は、時系列的に行きつ戻りつしながら話が進んでいきましたが、こちらは、昔から現代へと一方通行。そのぶん、読みやすく、わかりやすいのも良いのです。