美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2017「東京交響楽団フィナーレコンサート」


11日、ミューザ川崎にて秋山さんのラフマニノフを聴く。ラフマニノフは神経質なところがあって、有名なピアノ協奏曲第2番と、交響曲第2番のほかは、数曲くらいしか聴かない。とくに後期の作品ほど、妙なせわしなさが、じっくり世界に浸かりきることを拒絶する。
 
今回のピアノ協奏曲第3番は、若手の情熱とそれに応える秋山さんのキレがかみ合い、ラフマニノフの神経質さをあまり気にせずに聴きとおすことができた。ひさしぶりにはじける音を聴いた。
 
交響曲第2番は、すでに広響とも録音が出ているし、実演も聴いたことがあるので、おおよそはわかっているのだけれど、さらに歌わせていこうとする姿勢に驚いた。秋山さんのなかで、まだどうやら完成形ではないらしい。もともと歌わせるのが上手な指揮者だが、3楽章以降は、息をつかせぬ。
 
つぎは、9月24日の京都と、30日の名古屋。さあて、がんばって働いて、飛行機代の穴埋めをせねば。

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https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=2061
 
指揮:秋山和慶
ピアノ:反田恭平
 
≪オール・ラフマニノフ・プログラム≫
ピアノ協奏曲第3番
交響曲第2番

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