松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

「冷凍法」の説明

「梅酒の冷凍法ってなに?」というお問い合わせをもらったので説明します。
 
もともとは、どっかのメーカーさんが工場でやるときの作り方らしくて、梅の実を下ごしらえしたら、冷凍庫で凍らせます。そして、解凍して、再度凍らせます。
2度凍らせることで、組織が壊れてエキスの抽出が早くなるわけです。
おぢちゃんの場合、タケヤ化学のペット容器を使ってるので、ペット容器ごと冷凍庫に放り込み、朝、外に出し、解凍して下のほうに果汁がたまってるのを確認したら、その果汁ごと昼過ぎにまた冷凍庫に入れて凍らせ、日が暮れてから、ホワイトリカーを入れます。このときは、凍ったままでOK。
 
ここで重要なのは、ホワイトリカーだけを先に入れること。
壊れた組織に、早くアルコールをしみこませます。
で、数日たってから、お好みの量の氷砂糖を入れていきます。先にアルコールをしみこませてから、砂糖の浸透圧でエキスを放出させる。一緒に入れると、組織が壊れて出た果汁のぶん早く砂糖が溶け、最初から浸透圧が上がりすぎてしまいます。この手順を間違ってはいけないそうです。
 
ちなみに、もっと早くつくりたいひとは、
http://blog.hanadaisuki.moo.jp/?eid=1288275
こういう作り方もあるらしい。試したことないけどね。どんなんだろ?