松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

しかしねえ( 一一)

「九州ネタでなんで大河ドラマやらんのやろ」と近所のおっさんが、一緒に酒飲みながら焼鳥屋で「平清盛」見ながら言ってたので、この数日アタマひねってるんですが。
 
やっぱ九州北部は大河ドラマきついだろ( 一一)
 
ある大名が武器弾薬目当てに洗礼うけてキリシタンになって、奴隷貿易に手を染めるとか。
かたや還俗してきた元坊主な大名が兵隊の8割に銃砲を装備して、徹底的に侵略戦争やりまくってました、とか。
その合間で毛利や島津の支援をうけつつのらりくらりと生き残る大名が居たりとか。
 
とにかく血のにおいだらけ。
 
この、おぢちゃんが住んでる町だって、もともと戦で焼け出された人々が寄り集まって町の原型が出来たらしいし……。
 
こういう部分を完全無視で、完全虚構の英雄だらけの九州三国志やっていいならやれるだろうけど……誰も見らんよそんなもん( 一一)
 
つか、「王の挽歌」再読してて思うけど、ホント「キリスト信者のフィルター」ががっちりかかってて、戦国大名ともあろうものがこんなわけねーだろ、とどうしても疑いながらでないと、読めない。
残念だけど。
信者にとっての王国であってね。
信者以外にとってはただの簒奪者なんだよ。
まあ、信者に対しても聖戦のために命を召し上げる悪人なんだけどね(^_^;)
 
おぢちゃんが時代小説大嫌いな最大の理由はこれなんだよね。
互いに奪い合う権力闘争を、どう美化したって嘘臭すぎて話にならん( 一一)
 
どうしてもやるというなら、
宗教戦争
「暗躍する宣教師」
「王国の建設=異教徒への迫害」
南蛮貿易の利権を狙う秀吉」
ここらへんを抜くわけにはいかんだろね。
 
結局、九州征伐の秀吉軍団=解放軍として書かなきゃならなくなるのか……(´・ω・)不本意だけど。