松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

植林沈香

知人から、山田松香木店の「植林沈香」なるものを、角割1枚、分けてもらいました。

http://yamadamatsu.shop-pro.jp/?pid=18619028
今、非常に興味深く聞いているところです。
伽羅のほうは一つもくれませんでしたが(当然だけど)。
 
種子から育てた沈香木は、まだなんというのか、若いというかいやな匂いが先に来て、それからやっとほのかな甘みがやってくるような、たしかにHPにもあるとおり「聞香レベルには遠いもの」ではありますが、空薫で楽しむ分には、まあ、悪くないな、というところです。
むしろ、最高級を求めなければ、もしかするとこれからは人工栽培のものでも、良いものが出来る時代がくるかもしれない、と考えると、まあ、このなんか鼻のすみにきつく刺さるものが残ってる香りでも、たしかに「光」を感じます。
まあ、そのまえにこういう沈香を楽しむという文化そのものがどの程度未来に残るかという点も考慮しないといけないんですけどね。どうなんかな。