過去に「神社めぐり」に掲載するため作成した文章です。現在ではリンク切れとなっている箇所や、すでに情報が古い部分もありますが、再取材はせず当時のまま掲載します(注記:2024.08.25)
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今昔マップの明治期(1888-1898年)のものを見ると、神社のあるあたりの東で集落が途絶えて、ここから西は一面田畑だったことが分かる。
それが1920年(大正7年)になると、それまで田畑だったところが突然住宅地になっている。30年の間に激変していて驚く。
これは明治37年(1904年)に日本陶器合名会社(後のノリタケカンパニー)の工場が建ったことが大いに関係していると思われる。それに伴ってこのあたり一帯が一気に住宅地になったのだろう。
以前、いちど訪問リストに載せていたものの、時間切れで訪問できなかった神社です。
由緒や、復興の経緯については、先行研究をお読みいただきたいとおもいます。
拝殿です。お賽銭箱の「金」は、本家こんぴらさんの字ではなく、一般的なものです。
注連縄に海老の飾り物があります。こういう風習は九州・福岡でみることがないため、じつに新鮮です。
拝殿正面向かって左脇に在る境内社です。先行研究によれば、大国主、えびす様、龍神様を祀るものであるとのこと。祠の彫刻はていねいでじつに美しいものです。五七桐紋は、もともとこの祠を屋敷神として祀っていた家由来のものでしょうか。
境内には稲荷社もあり、千本鳥居をくぐって手を合わせました。
(2023.10.08訪問)
訪問当日の様子はこちらに掲載しています。