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福岡県神社誌では琴「枝」となっていますが、現地扁額は「枚」です。
大阪府にある「枚方:ひらかた」の「ひら」で、どうやら金刀比羅宮に琴枚の文字をあてたようです。
明治になって神社一本となった本家の金刀比羅宮同様、ここもむかしは神仏習合だったようです。
寺の扁額がかかっていなければ、どこかの小屋にしかみえない寺と墓地があり、おそらくむかしは寺の敷地だったであろう広い境内がひろがっています。いまでこそ最低限の建物しか残っていませんが、これだけ敷地を余らせていたはずはなく、むかしは豪勢だったはずです。相当な財力を誇る集落だったのではないでしょうか。
神社の鳥居脇に道標(里程標)がありました。
「これより椎田まで3里31丁(約15.2km)」「これより油須原まで2里(約7.9km)」とあります。
福岡県神社誌:下巻461頁
[社名(御祭神)]琴枝神社(崇徳天皇)
[社格]無格社
[住所]京都郡犀川村大字山鹿字城山
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.01.29訪問)