松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

「キメラ-満州国の肖像-」

学生のころ読んだ本が、電子版で再版されているのを知り、購入してみました。
「理想とスケールだけは大きいものの独立国らしきもの」にとどまった満州国の十数年の歴史を読みながら、戦前の官僚や政治家の構想力ってすごいものがあるな、とあらためて思います。もうああいう理想郷をつくる時代ではないのかもしれない。