松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

とうとう解散か(゜゜)


解散、まさかねえ(゜゜)
と書いて数日で本当に解散が現実になってしまいました。
読んだ人がなんか言えというので、書きます。
 
まず、秋ごろ、公共工事をゼロ債打って10兆円近く前倒し発注というニュースがあったはずです。
http://kojikisokuhou.com/articles/39123.html
まあ、こういうのしか見つけられませんでした。
「ああ、公共工事がんがんやってGDP底上げしてでも消費税10%に向けて演出するのか。やるなあ」と思ったものです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC23H04_V20C14A9MM0000/
で、さらに短期国債がマイナス金利になりました。手数料払っても、日銀がもっといい値段で買い取ってくれるから金融機関は買うわけです。おぢちゃんが学生のころ、マネーサプライという言葉がありましたけど(なんか今は使わないらしいね)、じゃぶじゃぶで資金供給してるわけです。
 
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/gaiyou/pdf/main_1.pdf
そこまでやったのに、名目GDPがマイナス0.8%で実質GDPがマイナス0.4%。デフレですね。まったく景気は上向いてない。
 
その発表をみた時点で、「ああ、なるほどね。そりゃ解散だわ」とさすがに考えました。
過半数とれなきゃ退陣という形で逃げられるし、
過半数とれたら国民の信任を得た、という理屈で増税に踏み切れる。
判断を丸投げしたわけです。
増税先送りしていいですね?という、まあ、ありえない表現で。
 
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/1118kaiken.html
なにがひどいって、「代表なくして課税なし」ってのがね。

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しかし、税制は国民生活に密接にかかわっています。代表なくして課税なし。アメリカ独立戦争大義です。国民生活に大きな影響を与える税制において、重大な決断をした以上、また、私たちが進めている経済政策は賛否両論あります。そして、抵抗もある。その成長戦略を国民の皆様とともに進めていくためには、どうしても国民の皆様の声を聞かなければならないと判断いたしました。信なくば立たず、国民の信頼と協力なくして政治は成り立ちません。

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これ、議会に代表を送り込めない植民地が、俺たちにも言わせろ!税金払ってるだろ!という話ですよね。たしか。こういう文脈で出てくる表現ではないはず。
もしまともに読むなら、首相は最高権力者のはずなのに、もっとエライ黒幕が居て、その黒幕の支配に首相自ら抵抗してることになっちゃう。
なんですかそれ……。まあ、彼的には財務省が権力をふりかざす黒幕に見えてしょうがないんだろうけど、こういうかたちで言われると、じゃあこの国の権力構造ってどうなってるんだ?と疑わざるをえなくなる。
 
なんだかなあ。
 
ただ、自民党がえらく勝って終わるんでしょうね。
 
増税に向けた一億総玉砕戦か……。
 
まともじゃないな。ありえない。