松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

佐賀県鳥栖市村田町 朝日山宮地嶽神社


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鳥居に昭和56年(1982年)とあり、おそらくこのころに建て替えられたもののようです。社殿の横に廃された石祠があり、おそらくはむかしの本殿ではないかとおもわれます。

朝日山 (佐賀県) - Wikipedia

朝日山(あさひやま)は、佐賀県鳥栖市村田町にある標高132.9メートルの山。九千部山麓の地溝状低地を北に挟み、平地に孤立している。結晶片岩による基盤が長年の侵食によりなだらかになり、段丘状の小山として残ったものである。山からは筑後川水系の西田川が発し、南に向かって流れている。
古代から交通の要衝にあり狼煙台や城塞(朝日山城)などが築かれ、しばしば戦場となった。現在は朝日山公園として整備されている他、麓にはブリヂストンがゴルフ場を開設している。 

(略)

1902年(明治35年)の特別大演習、1916年(大正5年)の陸軍大演習で、それぞれ天皇がこの山から演習の視察をおこなっている。

頂上の神社まで登る石段の脇に、大正天皇の御野立所跡の記念碑があります。

朝日山には「ウシどん」という天を衝くような大男が天秤棒で山を運んでいた際に、天秤棒が折れたために落とした二つの山の一つで、もう一つは花立山(小郡市)になったという伝説がある。なお、花立山も朝日山同様に烽火台があったことから、この「ウシ」は「牛」ではなく、古代の貴人に対する尊称「大人(ウシ)」で、古代の迅速な通信手段を巨人の営みに例えたものと考えられている。同様の伝説は花立山にもあるが、こちらは山を落としたのは英彦山の権現様となっている。 

小郡市山隈 日子神社 - 美風庵だより

小郡市干潟 日方神社 - 美風庵だより

小郡市干潟 日方神社 再訪 - 美風庵だより

過去に花立山(城山)に残る彦山信仰のお宮は何度か訪問しましたが、どうやら朝日山は、その敵方が拠点としていたようです。それが宮地嶽なのか玉垂宮なのかは、この姿からはなんとも言えないところではありますが……。

(2022.05.16訪問)