ひさしぶりのゲルインクボールペン
4年半、官給品(もしくは私物)の油性ボールペンをつかっていました。
官給品とは読んで字のごとく、有期雇用契約で働いていた市役所の支給品です。
いまどき事務に油性ボールペンの支給品を強制するというと、驚かれるかもしれません。なんでこんなことになったかというと、2007年に「パイロット フリクション」が発売され、消える(消せる)ボールペンというものが登場したことによります。
消えるボールペンの便利さを学生時代に経験してしまうと、大人になってつかうことに違和感がありません。その世代が、いまや20代後半から30代前半の若手層にたくさんいます。
公務員の場合、文書を所定以外の方法で修正すれば文書偽造の罪となりますから、消えるボールペンなんて個人的なメモくらいしか使いみちはないはずなのですが、事務用品のなかに紛れ込ませてしまうと、うっかり公文書につかってしまうことがありえます。そのため官給品として油性ボールペンを支給してしまえば、意図して使えばさいあく懲戒の対象とすることが可能になり、抑止となるというわけです。
このとばっちりをうけるのが、消えるボールペン以外のゲルインクボールペンや水性ボールペンで、筆記跡のテカリ具合がそっくりなため、突き返されます。
今年3月末で有期雇用契約が終了し、やっとボールペンも自由に選べるようになりました。とはいえ、減らないことには新しいものを買うこともありません。
1日、小倉から戻ってくる途中、文具店でひさしぶりにゲルインクボールペンを購入しました(なお、支給済み分の返納はしなくていいということだったので、そのまま使ってました)。
スタイルフィットの5色ホルダーに、黒、ブルーブラック、青、赤とシャープをセットしました。顔料インキは油性ボールペンとは比べ物にならない、色味の鮮やかさに特徴があります。
三菱鉛筆のブルーブラックは色味が青すぎるという意見もありますが、パイロットインキの万年筆インクも似たような色合いのため、あまり気にはなりません。
ついでに、「ユニボール・ワン」もひとつ購入しました。
ふだんはがきや封筒のあて名書き、近所や町内会のメモにつかっている「シグノ太字」と比べて、線が細いのに同じくらい黒味がつよく感じます。顔料インクも、年々進化しているんですね……。
しかし、文具店の売り場に行くまで気づかなかったのですが、油性ボールペンの多色ペンは売っていても、ゲルインクボールペンって、自分で芯とホルダーを買って組み合わせないといけないのですね。色を組み合わせて選ぶ楽しみがあるのはよいのですが、なるべく女性っぽくないものを選ぼうとしても、ホルダーがどれもデザインに女性向けっぽさがあるのはね……。
まぁ、メインターゲット層が女性だということなのでしょうが。
散髪に行く。
散髪に行きました。8月30日以来です。
11月のうちに行きたかったのですが、コロナ感染で下旬は動けませんでしたし、いくら自宅軟禁解除されたからといって、すぐに散髪に行って万が一なにかあったらシャレになりません。
さすがに3か月ぶんだけあって、まぁ、床の散らかりようは半端ではありませんでした。店主にコロナ感染の話をすると「2か月ほど前までは、お客さんの会社とか家族が感染したという話ばかりでしたが、先月からお客さんそのものが感染したという話をされることが増えました。もう(私)さんで5人目かな?」とのこと。
どうやらものすごいいきおいで増殖しているようです。
「私もこういう商売ですから、もし1週間待機となってもいいよう、ちゃんと食料は買いだめしてます。え?棒ラーメン?あんなの買いませんよ」というので「なにを買ったんですか」と訊くと「レトルトカレー」とのことでした。
たしかにレトルトカレーのほうが、飽きずに食えるでしょうね……( 一一)でもボンカレーゴールドのケース買いも、棒ラーメンの箱買いより威張れるもんでもないような……。
「カルテット・アマービレ」の入場券を購入しました。
笹沼 樹 バッハ 無伴奏チェロ組曲全曲演奏会 - 美風庵だより
11月19日の「無伴奏」が素晴らしかったので、笹沼さんが出演する来年1月のベートーヴェン弦楽四重奏曲の演奏会入場券を1枚購入してしまいました。
QUARTET AMABILE演奏会|イベント一覧|福岡のおでかけ・イベント情報が満載!アクロスおでかけナビ
カルテット・アマービレ福岡公演|クワルテットフォーラム福岡|note
QUARTET AMABILE演奏会
日時:2023年1月26日(木)19:00開演 18:30開場
会場:あいれふホール (福岡市健康つくりセンター10F)
[出演]
カルテットアマービレ (篠原悠那/北田千尋/中恵菜/笹沼樹)
[曲目]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番ト長調op.18-2
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59-3
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:《大フーガ》変ロ長調 作品133
ほとんど聞いた記憶がありません。
じつはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集、このハンガリー弦楽四重奏団のセットしか持っていなかったりします。
頑張って聞いて、楽譜ながめて少しはおぼえなきゃ。