松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

7月15日と16日の日録

神戸に向かう。

15日の午前中用事があり、午後から新幹線で神戸に向かいました。

最初予定していたのは12時28分の新大阪行だったのですが、出かける前にマンションの管理人さんから「もう遅くないですか?渋滞はまったら平気で10分遅れますよ。いつだったか昼間、1時間くらいかかりました」と言われます。

あわてて時刻を確認して、スマートexのアプリで12時47分発の新大阪行に変更してから、家を出ました。

鳥栖駅から新鳥栖駅のあいだ、直線でせいぜい4kmほどのエリアですが、熊本・鹿児島へむかう国道3号と佐賀・長崎に向かう国道34号の合流点が近く、横断する車がおおいため、混むときはえらく混みます。

混むのは朝夕だけだろうとおもいこんでいたのですが、最近は平日の昼もけっこうひどいというわけです。

最初カーナビが到着予測時刻と表示していた12分遅れで、新鳥栖駅の市営駐車場に到着しました。

マンションの管理人さんの言うとおりでした。

最初のままだったら駅弁を買ってたら、乗り過ごすところでした。感謝感謝。

歩道を歩いて、新鳥栖駅に到着しました。

新鳥栖駅の新幹線のりばは、改札、ホーム、トイレ、待合室しかありません。駅併設のファミマや、駅弁屋さんが経営しているうどん屋さんは、在来線のりば側です。いちど在来線のりば側に行って飲み物やお菓子を買い、駅弁屋で弁当を買って、再度新幹線の改札まで戻ることになります。時間がかかります。

長崎街道焼麦弁当 - 中央軒

大正2年、日本で最初に販売を開始した「かしわめし」と昭和31年発売の「焼麦」この九州を代表する、二つの味を同時に味わえ、さらに従来の焼麦弁当を豪華に仕立てた一折です。

今回は「焼麦弁当」のなかでいちばん高いやつにしました。

中学だったか高校だったかまではおぼえていませんが、「この やきむぎべんとう ってなんですか」と鳥栖駅ホームの売店で質問したら「シュウマイよ、シューマイ」と言われました。

ここでシュウマイは焼麦と書くのだと覚えていたら、のちにどこかでシュウマイを「焼売」、つまり「やきうり」と書いているのをみかけて、さらに混乱します。

焼売 - Wikipedia

江蘇省、浙江省、安徽省、広東省などでは「焼売」と呼ばれ、北京などでは「焼麦」と呼ばれる。「焼売」と「焼麦」は同音である。

同じ意味だと気づくのは、成人手前、ずいぶんと後だった気がします。 

 かしわめしに煮物、シュウマイ5個、玉子、漬物、杏仁豆腐の寒天が入っています。

手に持って歩いていたため、酢醤油とからしが吹っ飛んでいるのは御愛嬌です。

九州新幹線はスッカスカという印象があったのですが、座席が半分ほど埋まっています。お客さん、だいぶ戻ってきましたね……。

神戸に着いて、生田神社を歩く。

新神戸駅に到着しました。ここから地下鉄で、三宮に向かいます。

5月13日と14日の日録 - 美風庵だより

今回はほとんど散策する時間がとれないため、5月14日に訪問した生田神社を再訪し、再度境内を徘徊しました。

楼門から、なかに入ります。

本殿に相当する部分には5つお宮が並んでおり、正面向かって左から、日吉神社、諏訪神社、稚日女尊を祀る本殿、住吉神社、八幡神社となります。

(ここは厳密には山桜なのですが)桜紋をつかうのは、まず大山祇(月読命)と木花開耶姫命(このはなさくや)のご一族で、まず最初にわからなかったらこれを疑います。

宝満宮竈門神社

あと、宝満宮では玉依姫(崇神天皇の母)に桜紋を充てます。

もう一つの系統は、博多の櫛田神社が天照大神に桜紋を充てているケースで、これは、真ん中の祭神が大幡主であることをかんがえれば、おそらく大山祇・木花開耶姫ご一族のすり替えと推測しています。

境内の雷大臣神社に、社家が中臣氏の一族とあり、この祖先は崇神天皇です。ここはれっきとした現王朝の祖が、自分のかあちゃんを祀る神社なのです。

ところが、単純に先祖のかあちゃんを祀る神社という姿はしていません。

生田の森の奥には、神功皇后が祀られています。

本殿と一直線でならぶ4社のうち、神功皇后にからむのは、八幡神社、住吉神社、諏訪神社です。かあちゃんな玉依姫とからむのは、日吉神社のみ。

母親よりも、八幡大神としての応神天皇を産んだ神功皇后の系譜のほうが、重視されています。

座って休憩ができるようになっていたので、生田の森で、しばらくかんがえます。

生物は単細胞生物から動物にむけて、複雑になるよう進化していきます。

言葉もむかしは叫びであり、単語だったのが、文節をつくり文章をつくります。ソシュールですね。

神社も、後から出来たものほど、信仰が混じりあい、立派になり、文学性ゆたかな物語を備えるようになります。

じゃあここの場合は?かあちゃんと嫁をわざと混濁させて、権威づけする意味は?

生田の森を歩いているあたりから気づいていたのですが、ずっと黒猫から尾行されていました。

「ばいばーい(@^^)/~~~」と手を振ると、ふたたび顔を出してどこかに行きました。

大フィルの演奏会に行く。

大阪フィルハーモニー交響楽団 神戸特別演奏会 - 美風庵だより

今回の目的、大フィルの演奏会については、さきほどべつに感想を掲載しました。

神戸からの帰り。

さいしょの予定では、どっかビジネスホテルをかりて、翌朝から行動して、新幹線で戻るはずだったのですが、コロナで働き手をとられ、悠長なことをやっていたら、契約解除されかねません。

新幹線の新神戸駅始発では、小倉到着が8時を過ぎます。7時台に帰り着く便はなにかないか……。

結果として、23時発の夜行バスで、小倉の知人事務所まで戻ることにしました。

まだ祖父からカネをせびって朝比奈さん指揮大フィルを聴きに年数回行っていたころは、行き帰り夜行バスでもそこまでクタクタということはなかった記憶があります。

4月9日の日録 - 美風庵だより

2021年の4月にも、一度利用しています。あのころはコロナが怖くて、都会はすこしでも早く離脱したかったというのがありました。

安さ重視という面もあるのでしょうが、久しぶりにつかってみると、車両のサスペンションがへたっているのか、突き上げがけっこうきます。椅子や車内に文句はなくても、タイヤのほぼ真上の座席位置で下でドスンドスンってやられては、なかなかつらいものがありました。

小倉にたどり着く。

予定時間10分前に、小倉駅に早着しました。

今度からもっとちゃんと整備ができているバス会社の情報をネットでさがすか、いつものフェリーか、先方に詫びをいれて始発の新幹線だなぁ、とぼんやり考えながらあるきます。

こういうときは、食って強制的にアタマを動かすにかぎります。

いつもの松屋で、牛丼・豚汁・お新香をいただきました。

お新香|メニュー|松屋

※季節により白菜をキャベツに変更いたします。

松屋は夏場、白菜からキャベツにお新香が切り替わります。それは以前になにかで告知をみていたのですが、今日はほぼ大根とキュウリです。

グラフで見る! 大田市場の大根(だいこん)の市況(値段・価格と数量) 大根(だいこん)の月別平均卸売価格【出所】東京都 中央卸売市場日報、市場統計情報(月報)

けっして大根がいま安いというわけではなさそうです。

グラフで見る! 大田市場のキャベツの市況(値段・価格と数量) キャベツの日別卸値(相対取引)の相場【出所】東京都 中央卸売市場日報、市場統計情報(月報)

キャベツが高いんだ。そういうことか……。

寝ているひと、朝から議論をするひと

松屋を出て、知人事務所まで歩いていると、土曜日早朝ということもあってか、なかなか自由な風景がひろがっていました。

まだ開店前のパチンコ屋入口で男がふたり倒れていました。

よくみると、缶ビールと黒ラベルの瓶ビール持って、寝ています。地べたに直接ビールなんか置いたらアリがたかる気がするのですが、動物系タンパク質としてアリも捕食するつもりなんでしょうか。

画像にはありませんが、朝からストロングチューハイを持ってタブレットをのぞきこみ、議論をしている二人連れの女もいました。とおりすがりの会話から、漫画かなにかの感想を言いあっているようです。

よそもこういう世界はとうぜんあるんでしょうけど、3連休の前日だからか、いつもよりすごい感じでした。そういや世間は3連休なんですよね……。

遅い昼飯

小倉で用事をすませて、新鳥栖駅まで新幹線で戻り、そこから甘木に帰宅したのが15時ごろでした。行きは12分遅れだったのが、帰りはカーナビの予測時刻より早く帰り着きました(あてにならんな……)。

創味 ハコネーゼ 焦がしにんにくの完熟トマトソース:製品情報|さしすせそうみのごちそうさま

最初からつくるのもめんどうなので、ひき肉ときのこを炒め、ハコネーゼで煮込んでから、スパゲティにしました。

さんまさんが「レンジで1分」とやってますが、どう考えても、具材を自分で足してアレンジするのが前提となった味の濃さです。

けっきょく、これを食って風呂にはいったら寝てしまい、気づいたら夜でした。

演奏会の感想と日録を書いて、お休みします。

今日も一日ありがとうございました。<(_ _)>