松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年4月10日(水)の日録。

どう読んでも理解に苦しむ。

 進学校で知られる私立清風高校(大阪市天王寺区)の男子生徒(当時17歳)が試験でのカンニング後に自殺したのは、教師らの不適切な指導が原因だとして、両親が近く、学校側に計約1億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こす。両親側は、教師らがカンニングをする人間を「ひきょう者」と表現していたことが生徒を心理的に追い詰めたと訴えている。 

(略)

訴状によると、高2の生徒は2021年12月、倫理・政経の期末試験でカンニングをしているのが監督官に見つかった。別室で複数の教師に叱責され、全科目0点▽自宅謹慎8日間▽写経80枚▽反省文の作成――といった処分を受けた。生徒は2日後、自宅近くで倒れているのが見つかり、死亡が確認された。遺書には「このまま周りからひきょう者と思われながら生きていく方が怖くなってきました」とつづられていた。

カンニングの高2死亡「指導が原因」 両親が学校側提訴へ | 毎日新聞

 また生徒は自宅謹慎8日間や全科目0点という厳しい処分も下されていた。武田さんは「欠席が続けばクラスメートにカンニングを知られると恐れ、就職や進学の道も閉ざされたと思ってもおかしくない。孤立感・孤独感を深めるような処分は自死を選ばせかねない。学校側は処分の妥当性を再考すべきだ」と疑問を呈する。 

清風高の指導 教育評論家「人格否定はやめて」 | 毎日新聞 

これが私が卒業しただれでも入れるぼんくら高校なら「いまさらカンニングぐらいで生徒をとっちめてもしかたがない。そうやってずるをしてのらりくらりと生きてきたアホだからこんな掃きだめにしか入れなかったのだ。高卒の資格あげるだけありがたくおもえ」と思います。社会最底辺の学校の生徒なら、アホに言うだけ無意味ですし、評論家の言うとおり「とことん詰めてもしょうがない」気もしますが、これ、進学校でのお話なんですよね。

カンニングでその場を乗り切って妙な自信をつけたところで、大学入試もぬけぬけとカンニングして乗り切れるかどうかはわかりません。大学入試会場でカンニングなんか試験官に発見されたら学校そのものの評価が落ちる(場合によっては指定校推薦枠が減るorなくなる)ので、ズルに対して厳しいのはとうぜんです。

そしてこの評論家もまた寝ぼけてます。この清風高校って、私の通ったような最底辺偏差値のぼんくら高校ならともかく、社会に有為の人材を輩出することを目的とした進学校です。悪いことをしたのがバレたら叱るし、カンニングなんかするのは卑怯者だと吠えるのは当たり前のことです。周囲に対してわかるよう制裁しなければ、制裁はした意味がありません。もし学校でカンニングやろうとなにをしようと激甘処分で当たり前だったら、社会をなめくさったまま卒業してしまいます。そういう指導すら諦めた最底辺高校を出た私だから言えることですが、その最底辺高校は圧倒的に自分より年上の政治や実業界での社会的成功者が少ない(wikiで紹介されている卒業生に、芸能人かスポーツ関係しかいない)現実をみれば、厳しいことは決して悪いことではありません。

いったいなにを言っているのでしょうか?

むろん、子供は可愛いでしょうし「うちの子にかぎって」と思いたいのはどこの親もでしょうが……。

そう考えると、もうこれからは私立学校にかんしては有無をいわさず放校して指導を放棄するしかないのかもしれません。この親御さん、だったら子供を進学校にやるな、って話です。

しかし、私の卒業した最底辺高校も、甲子園出場あたりから様変わりしましたね。近所の公立高校より国公立大学進学者多くなっちゃったし……。あんまり様変わりしてもらっちゃうと、ネタが通用しなくなる(馬鹿学校だったころを信じてもらえない)ので、困るんですが。

 

10日の記録。

冷蔵庫にあったササミ、シメジなどで晩飯用にカレーをつくりました。アクをとったらカレールウを入れて完成です。

これからご飯が炊けしだい、晩飯にします。今日もお疲れさまでした。