宮本啓一「新訳 ミリンダ王の問い」(花伝社、2022)
24日、知人事務所の用事を終えて帰る途中、博多バスターミナルの紀伊國屋書店に立ち寄りました。
amazonの感想によれば、電子版は書籍をそのまま画像にしたもののようです。読みにくいと不評のため、久しぶりに電子版があるのに紙の本を購入しました。
むかしは3巻本で買えば1万近くしたものが3,000円台ですから、有難いかぎりです。
学生のころ小室先生の本で「仏教の基本がわかる」と教えられ大学図書館で借りたはいいが
わかりまちぇーーーーん(/・ω・)/やっほーい!
状態で返却延長を繰り返し、事務官に怒られた記憶があります。
こんどは手元にありますから、かりに1日1行しか読めなくても、事務官に叱られることはありません。
20代で難儀した本を50過ぎて読むのはカネの無駄じゃないか、そもそもお前はいつカネが切れて日干しになるかもわからんのに、いまさら何を勉強するのだ?という気もするのですが、そこは考えないようにしましょう(笑)
もしかすると委託料の高い現場に鞍替えできるかもしれませんしね。
高良山に登る。(011)
今回の経路は一般的な登山路ではないので自信のないかたは真似されないようお願いします。事故やけがの責任は負えません。
1月6日から2月23日にかけて、お百度参りは無理なので勝手に0をひとつ取り、北陸の地震が沈静することを願い、10回歩きました。
10回分のGPSログをすべて重ねてみると、黄色の丸で示した部分の経路を利用していませんでした。
山登りだけでなく、ふだんと違うことをするときはまず方位術で吉凶を確認します。正直ちょくちょく足を運ぶ近場でこれをやる理由はあまりないのですが、怪我したりしないよう縁起を担いで損はありません。
「丁乙」は「焼田種作」とされます。種まきの前、穀物をとったあと田畑に藁を並べて火をつけることです。洗濯物の敵であり環境破壊と忌み嫌われる行為ですが、藁や草を焼くことで、土壌の酸性化を抑え(灰はアルカリ肥料となります)、害虫の卵を焼き殺します。むかしは農薬なんてありませんから、火で害虫の卵を焼き殺すのも、来年に向けた重要な作業だったわけです。長期的な取り組みには向きません(しょせん乙=草なので燃料が足りない)が短期決戦には吉です。
問題があるなら天英星と驚門の組み合わせです。天英星を周囲と和やかに過ごす星と解して吉とするものもあれば、うわべだけの関係として凶とするテキストもあり、いまいち自分も理解しにくいものがあるのですが、感覚的には「ふんわりあざと可愛いのに裏は計算ずく」の星と考えるようにしています。驚門は文字どおり良くも悪しくも驚くことがおきますから、両方組み合わせるとこまかいゴタゴタが増えあまりよい関係ではありません。
とはいえ、邪悪さがないので使えます。
奇門遁甲は、10刻1局でみる流派と60刻1局でみる流派があり、示す内容が真逆で悩むことも多いのですが、25日の朝9時台は両方とも合致します。
つまり、どちらがより影響を与える可能性があるか、考える必要がありません。
これはもう行くしかありませんね(そんなに同じ山ばかり登ってどうするんだ?)。
今回歩いたコースは、上記のとおりです。一部、地理院地図にはあるが、一般のハイキングガイドにはいっさい掲載されていない道を登ります。
「放光寺」バス停で下車しました。
3年ぶりに、放光寺浄水場から高良山をめざします。
3年前はなんとか通れましたが、いまはどうでしょうか?
朝方まで雨が降っており、まだ耳納山地にも雲がかかっています。
過去の地理院地図を並べてみました。オレンジが今回歩いたGPSログで、浄水場が出来る前と出来た後、そして現行の地図と、どれも微妙に経路が異なっているのがわかります。
浄水場の横をぬけて、五差路の前にでました。浄水場が建設される前からあった道は封鎖されており、関係者以外はとおれないと警告があります。
3年前にも通った道のほうへ向かいます。以前はもっと落ち葉で埋もれていたのですが、どうやらどなたかが落ち葉を撤去し、グレーチングや溝のふたを外して、なかの掃除もされているようです。むかしの道が露出しています。
ただ、地理院地図とGPSどおりに歩くと、途中で道があるのかどうかわからなくなります。3年前に通った方向へ、引き返します。
オレンジが今回歩いた経路、緑が2021年1月のときの経路です。
誤差はおそらく、GPSの感度によるものではないかと思われます。
道の真ん中に見えるのは、縁石です。全体的に道の位置がズレています。
そして、土留めがわりにガードレールが使われています。
さらに山のなかへ入っていくと、ほぼ落ち葉と枯れ枝で埋め尽くされ、縁石もなんとか視認できる程度です。
ただ、全体としてみれば、なんとかここが道であったことはわかります。
3年前もここで迷いましたが、正面向かって左側が正解です。おそらく右がむかしは正解だったのでしょうが、途中で道がわからなくなっています。
道幅といい、砂防の堤防や石積みの側壁など、立派なものです。林業用の作業車や軽トラックなら充分走れます。なぜこれだけの道が放棄されているのか……。
途中、ガードレールも設置されています。ふと気になり下を向くと、なんと湯飲み茶わんが落ちていました。近くに林業者の作業小屋でもあったのでしょうか……。
荒れてはいますが、けっして歩けない道ではありません……。
この道が放棄された理由は、このがけ崩れにあります。完全に道が落ちており、対岸に渡れません。3年前と比較して周囲の草木が生い茂り、ぱっと見て穴ぼこがわからなくなっており、危険このうえありません。
3年前も、直接つつじ公園の駐車場側によじ登りました。今回も、よじ登れる場所の目印まで戻ります。
見た記憶があるピンクテープがありましたが、その先のようすが違います。
どうやら、3年のあいだに雨でくずれ、次の目印がなくなったようです。
代わりに新しめのピンクテープがあり、そちらに向かって歩くと、藪のなか。
これはどうしたものかとあれこれ迷っているうちに……。
見覚えのある踏み跡が出てきました。登っていくと、つつじ公園駐車場に出られました。
あとでGPSログを確認すると、数メートルの崩落をぐるりと迂回したことがわかります。
3年前はなんとか登山路としてつかえましたがさすがにこれでは、無理でしょう。
途中までしっかりおカネをかけて整備されているのにもったいない気もしますが、高良大社や奥宮といった登山者が喜ぶ観光スポットを素通りしますから、敢えてカネをかけて整備し直す価値がないのかもしれません。
今回は趣向をかえて、つつじ公園駐車場から四王寺山~三郡山~花立山~古処・屛・馬見~英彦山とパノラマ撮影してみました。
ざっくりライトミールブランサンド カカオ味 -イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
「いつも同じ銘柄のチョコレートとコーヒー」とLINEで知人に指摘されたので、今日は、リアルゴールドと全粒粉のビスケットにしてみました(ココア味なんですけどね)。
奥宮にお参りします。
奥宮コースで下向坂(旧参道)側から、高良大社の境内に入ります。
なんの祈願が行われているのか、太鼓が鳴り響きます。
あと、周囲を見渡すと、どこもかしこも中国語が聞こえます。中国からの観光客さんでしょうか?
今日もお賽銭用小銭をつくるため、お参りするまえに高良会館(社務所)の展望所で飲み物を買って休憩です。展望所はむかし赤の手すりだけだったのですが、どんどん転落防止のガードが強化され、デジカメやスマホがアクリル板に反応して、写真が撮りにくくなりました。転落したらビル6階から落ちることになるので、このくらい厳重なのもしかたがないのですが……。
いつもは見上げる吉見岳の展望台を、今日は見下ろすことが出来ました。この位置なら、たしかに太鼓の音があそこまで聞こえるはずです。
半年くらい咲きっぱなしの十月桜も、新しい花芽がでています。
ずっと咲いているのかと思ったら、さきに半分が10月に咲いて、それが落ちて、代わりに残りの花芽から花が咲く「二季咲き」というのが正しい理解だそうです。
今日も遅めの昼飯として、高良山茶屋で肉うどんとお稲荷さんをいただきます。
あとから入ってきた中国人が、「黒蜜をかけたところてん」と「ソフトクリーム」を注文したのに驚きます。
湯気が写るほど寒いなか、ところてんとアイスですか……。
北谷コースで下山し、途中、虚空蔵堂に向かいます。
久留米市御井町 虚空蔵堂 - 松村かえるの「かえるのねどこ」
ここは、高良山支配下の真諦院、勤行院そして三昧堂というお寺があったところとされています。
首がもげたのを継いだ仏さんもあり、割れて上が欠けたものもあります。廃仏毀釈の嵐がいかにすさまじいものであったか、文化破壊活動のすさまじさをあらためて感じ入ります。
御井町バス停にたどり着き、今日の登山は終了です。
約5.5km歩きました。