松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2025年1月23日(木)の日録。

秋山さんの引退が発表されました。

秋山和慶は、元日に自宅で転倒し、C3-C4頸椎間に重度の頚髄損傷を負いました。その結果、手足に後遺症が残っており現在も入院中のため、今後の指揮活動は困難と判断し引退を決意いたしました。
この重い決断は、意識がはっきりしている本人と家族によって十分に話し合われた結果決めたことです。皆様には大きな失望を与える事となります事を心からお詫び申し上げますとともに、これまで60年間にわたり秋山和慶を支えてきてくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。
秋山和慶は、これから厳しいリハビリとの戦いになりますが、引き続き温かいご支援を頂戴できます事を願っております。

指揮者 秋山和慶に関する重要なお知らせ

「頸椎損傷」という噂も「頸髄損傷」という噂もあり公式が出るまで待つことにしていたのですが「C3-C4頸椎間に重度の頚髄損傷」とのこと。

少しでも回復することをこれからも祈りたいと思います。

はやめにデジタル化に取り組んだほうがいいと思うのです。

文部科学省が、紙の教科書の「代替教材」としているデジタル教科書を正式な教科書に位置づけたうえで、紙とデジタルのどちらを使うかは各教育委員会が決める「選択制」の導入を検討していることが18日、わかった。実現すれば、デジタルだけで学ぶ児童生徒が出てくることになる。学校教育の基盤となる教科書のあり方を大きく転換するもので、議論を呼びそうだ。
(略)
デジタルを正式な教科書として使うには学校教育法の改正が必要となる。文科省は26年度までの改正を目指し、次期学習指導要領に基づく授業が始まる30年度からの使用を想定している。
デジタルの学習効果を巡っては、紙に比べ記憶が定着しにくいとの研究結果があるほか、視力低下などの悪影響も懸念されており、デジタル教科書の使用拡大には慎重意見も根強い。

「デジタル」も正式教科書、文部科学省が「紙」との選択制検討…専門家から懸念も : 読売新聞

むかし電子書籍が登場しはじめたころ、読みにくい使いにくいものでした。リーダーアプリでそこそこ使えるのが登場しはじめたのが20年前で、その後、kindleなどのサービスが開始されいまに至ります。

私もなんだかんだ言って紙の本でしか売っていないもの以外は、いま購入しているのは電子版ばかりになりました。kindleとkinoppy(紀伊國屋)あわせて1,000冊は超えたかと思います。

いちばんの利点は、かさばらないことです。文庫本でも数冊持ち歩けばそこそこの重量になりますが、かりにkindleとkinoppyの購入分すべてダウンロードしても40GBくらいですから、うまくすればiPhoneにおさまります。じっさいには漫画などすぐに読まないものは読みたいときにしかダウンロードしないため、そこまで容量は食いません。とても電子版でなければ1,000冊を持ち歩くなんて芸当はできないでしょう。しかも書籍とは別に国語辞典・英和辞典ほか4GBくらいの辞書データがべつに入っています。どこでも気になれば辞書が引ける、ほんとうにありがたい時代になりました。

むかし自転車屋さんと話していて「新聞や郵便配達用の業務用自転車いがいでもっとも頑丈に設計されているのは通学用自転車」という話になったことがあります。子供の体重だけならたいして必要もないが、教科書に部活の道具にとずっしり荷物が乗るため、どこのメーカーもタイヤからすべて気を使って設計しているというわけです。

通学用自転車を買って、パンク修理などをかさねつつ大人になってもずっと愛用しているひとも多いかと思います。私も通勤はアルベルトです。

日々の荷物で減らせるものは減らしてあげるのは重要で、もし教科書や辞書のデジタル化で荷物を減らすことができれば、それはよいことだと思うのですが。

課題としてデジタルで得た情報は記憶に残りにくいという問題があります。これは私が学生のころから言われている話で、当時は「ワープロ書きは文章が冗長で読みにくい。手書きのほうがセンテンスが短くなり、読みやすい」という評価すらありました。

これ、おそらくはデバイスなどいろいろ工夫すれば改善する可能性はあるはずで、技術革新で乗り越えられないかなとは思います。

23日の記録。

今日も朝飯にラーメンをつくり、昼弁当に焼きめしをつめました。

午前中も午後も事業所ではなく市内にある現場で作業し、戻ってきてなにげにLINEとX(Twitter)をながめると、秋山さんの引退が告知されていました。