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全体として新しいのにまず驚きました。
平成6年(1994年)に再建されたものとのことで、道理で新しいわけです。
御祭神が藤原大夫 吉備外6神とあり、福岡県神社誌にも同様の記載があります。
◆本殿八座◆
吉備聖霊 吉備真備ではなく六座の和魂
崇道天皇 桓武天皇皇太弟 早良親王
伊豫親王 桓武天皇皇子、贈一品
藤原大夫人 伊豫親王御母、贈従二位藤原吉子命
藤 大 夫 藤原廣嗣命
橘 大 夫 贈従四位下橘逸勢命
文 大 夫 文屋宮田麻呂命
火雷天神 菅原道真公ではなく六座の荒魂
桓武天皇の時代、各地で疫病が流行した。これは御霊の祟りであるとして、貞観5年(863年)5月20日、平安京の神泉苑で御霊会が催された。この御霊会が当社および上御霊神社の創祀であるとしている。古来より京都御所の産土神として崇敬された。
石碑や福岡県神社誌にあるとおり藤原大夫では意味が通じません。この辺りは、京都にある本家のホームページを参考にしたほうがよさそうです。
創建は建治2年(1276年)と伝えられているそうですが、なぜこの地に在るのか、疫病退散の神として連れてこられたのか、荘園支配の過程で分社されたのか、よく分かりません。調べてみる必要がありそうです。
福岡県神社誌:下巻425頁
[社名(御祭神)]御霊社(藤原大夫、吉備、雷神、文大夫、橘逸勢、伊豫親王、藤原広嗣、早良親王)
[社格]無格社
[住所]八女郡水田村大字井田字栗ノ内
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2021.02.27訪問)