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福岡県神社誌をみると、旧筑紫郡筑紫村大字岡田で掲載されているのは村社 老松神社のみです。
この愛宕神社については記載がありません。
現地には新しい鳥居と社殿があり、散歩がてらお参りされるかたもいて、しっかりと地元に根付いており、掲載漏れにみえます。
とはいえ、他の神社にいちど合祀された記述も見当たらないのは不思議です。
そう思って境内をぐるりと一周していると、神社の脇に枯れたクスノキの根っこと案内板が見えます。
ステンレス製とおぼしき案内板を読んでみると、どうやらこの岡田地区は江戸時代に下見地区の住民が入植した土地のようです。差別により墓を建てることが許されず、クスノキを目印に祖先の祭祀を営んでいたとあります。
愛宕権現(将軍地蔵)が「神社」に衣替えするのは、明治の神仏分離以降です。おそらくここには、墓所であることの目印として、仏堂があったのでしょう。愛宕権現もそのうちに祀られていたと思われます。
ほかにも観音様やいろいろあったのでしょうが、それらは納骨堂に移ったのでしょうか。
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[福岡県神社誌(抄)] 記載なし(発見できず?)
[社名(御祭神)]?
[社格]?
[住所]?
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2020.01.21訪問)