松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

出張サマーミューザ@しんゆり!


大きい地図・ルート検索  ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )

3日、久しぶりに小田急新百合ヶ丘駅に出ました。

f:id:bifum:20190803135459j:plain
f:id:bifum:20190803135423j:plain

テアトロ・ジーリオ・ショウワ|昭和音楽大学

昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワで行われた、「出張サマーミューザ」を聴くためです。

まだ学生か社会人になってすぐのころに、小田急線をただ乗るだけの旅をした記憶があります。そのときに、新百合ヶ丘駅を利用しました。昭和音楽大学という名前は聞いたことがありましたが、ここにあるとは知りませんでした。このホールも今回、初訪問です。

テアトロ・ジーリオ・ショウワは、コンサートホールではなく、オペラハウスっぽいつくりをしています。椅子に座ってぐるりと見渡し音を聴いて、昭和末期の建物かと思ったら、なんと平成に入ってからオープンしたもののようです。天井が高く音がこもらないドライさが売りのわりに(そうでないとオペラハウスにならないのですが)、意外と何処から音が鳴ったかは判別しにくい感じもします。着座位置を選ぶホールのようです。

秋山和慶さんでブラームス交響曲第1番は、6月にも聴いています。6月の演奏では、中部フィルの指揮者にくいついていこうとする姿勢と、音の伸びやかさを感じました。

さすがに東響は、中部フィルよりもはるかに懐ふかく、役者同士の掛け合いにも似た演奏を披露してくれます。やはりブラームス交響曲第1番は浪花節の面があり、そこを表現してくれないと、最後の盛り上がりが決まりません。まさに東響の貫禄の差です。中部フィルにとって、まずはここが当面の目標になる気がします。

前半のメンデルスゾーンは、久しぶりに聴いたというのが第一印象です。最近は家に居ても思考を邪魔しないよう、ラジオばかりかけていましたから、ど名曲のはずなのに、新鮮に聴くことができました。

資金繰りの面であちこち出歩くのもままなりませんし、次回の演奏会詣では、12月の「第九」になるかもしれません。その前に、10月の「荘厳ミサ曲」と11月のドヴォルザークは押さえておきたいところではありますが……。さすがにどっちかでしょうね。
----------------------------------------

出張サマーミューザ@しんゆり 東京交響楽団|フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2019

 
出張サマーミューザ@しんゆり!
 
2019.8.3(土)15:00開演(14:15開場)
 
指揮:秋山和慶
ヴァイオリン:戸田弥生
 
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ブラームス交響曲第1番
 
ソリスト・アンコール>
バッハ:無伴奏ソナタ第1番 ト短調 BWV1001 よりアダージョ
 
<アンコール>
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」より第3幕への間奏曲
----------------------------------------

(2019.08.03記述)